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目次
インスタ映え(酒井順子)
定年がうらやましい(高橋秀実)
オレノナマエヲイッテミロ(川上和人)
からだとこころ(齋藤亜矢)
五線紙と歩む作曲家人生(池辺晋一郎)
生命居住可能領域(鎌田浩毅)
日本独特の「型」(外山健太郎)
雨の行方(中野美月)
ナナフシ・マップ(みうらじゅん)
違いという近さ(いとうせいこう)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
169
色んな方77人の色んなエッセイ。何故こんな事にこんなことを思うのか?と云うのもあれば、言葉使いで惹かれるのがあったり、死生観もあったり、え~!この方がこんな・・のもあったりして、寝る前に少しずつ楽しく読んだ。時間も環境も世代もバラバラなのに、一気にその方々の世界に束の間、時間旅行をした気になった。2018/07/16
野のこ
58
去年、読友さんに教えてもらって今年も早速読みました。返却日が迫り好きな作家さんだけですが。高野秀行さんの「長生きしたきゃ 旅に出ろ」は毎日ルーティンを繰り返してる私にはハッとした。道理で月日が過ぎるのが早いわけだ!佐藤多佳子さんの「低速絶叫マシン」は面白かった。世の中が平和になって良かった(笑)小川洋子さんの「ノートは私だけの王国」にもっと小川さんのノートをのぞいてみたくなりました。そしてそのメモからは物語が始まりそうでした。2018/08/12
NADIA
48
2018年に発表された(?)77人のエッセイ77編。エッセイ集と言うと通常同じ人の作品集であることが多いので、この一冊はさまざまなものの見方感じ方、そして著し方に触れることができ、どの一編も期待以上に面白かった。中でも曳地トシ氏の雑草を抜くのを止めることによる目からウロコ的メリットが語られる「雑草の効用」、工藤美代子氏のまるで不思議物語のような「寅さんの片思い」、上岡伸雄氏の学徒動員で徴兵されもう少しで命を落とすところだった父親の残したエッセイを語る「昭和二十年夏、父の記憶」が特に印象深い。2019/05/19
かずぼう
36
マイベスト「皮膚と心」藤崎彩織から、私は美しくなんてなりたくないんです~好きな文体。加藤シゲアキから祖父がどちら様ですか?~にジーン。「叫べ ん」と白崎映美~東北代表。なぜか共感「だいじょんぶです」にほのぼの。「パンツのゴム」田中慎弥~会見の時から分かってたよ❗️やっぱり小心者だったか。鴻巣友季子~I LOVE YOUの土佐弁訳「すき焼き」ならぬ「好きやき」になぜか、胸キュン。2021/10/04
プル
30
新聞や雑誌からの随筆などを日本文芸家協会が選んだ短編。粒ぞろいの短編なので、厚めの本でも飽きずにすいすい読める。元は戌井昭人さん狙い。甘食の話。なんか良かったな。そして恩田さんのしおりの話に共感してしまう。今時のSNSは、そうか、昔で言えば歌を詠み交わすのと似たようなものなのか。2018/12/05