出版社内容情報
幸せになるんだったら君とがいい。そう口にできたらどれだけ楽だっただろう。でももう、伝える術もなければ資格もない。ただ願わくば、もう一度会えたら、親友なんかじゃなくて、セフレでもなくて、彼にとってたったひとりの恋人になりたい――。共感必至の報われない25の恋の超短編集。
内容説明
君の面倒なところが本当に嫌いででも、たまらなく好きだった―。報われない恋に涙。25の超短編。
著者等紹介
メンヘラ大学生[メンヘラダイガクセイ]
連作短編集『君に選ばれたい人生だった』(KADOKAWA)が大ヒット。SNSに投稿している恋愛に関する切実な思いは、多くの人から共感・支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sayuri
36
報われなかった恋ほど強く記憶に残るのは何故だろう。25の超短編の中にあの日の私が存在した。頭で考えている事と違う事を口走ってしまったり、ほんの少しの勇気を出せず後で後悔したり…。本作に登場する恋愛も、もどかしく、じれったいものばかり。特に対で描かれるいくつかの作品は、切なさで胸がギュッと締め付けられる。若い世代の方が読めば刺さり、恋愛から遠ざかっている人はノスタルジーな気持ちに浸れるかも。飾り気のないシンプルな文章がより心に染み込んで来た。JYの『好きな人がいること』をリピートしながら読むと最高にエモい。2024/10/02
みつにゃん
20
もどかしいお話がいっぱい。両片想いはもったいないなぁ~。なんとも懐かしい感情に浸りながら読了。最後のお話が一番よかったな。2024/09/07