出版社内容情報
星化症という奇病で家族を亡くした勇輝は人生に絶望し、他人との交流を避けていた。しかし天真爛漫なクラスメイト・夏美との出会いで日常は一変。夏美からの説得で文芸部を創ることに。大切な人を作ることが、それを失った時の絶望を知る勇輝にとって、怖さを抱えながらではあったものの、夏美と過ごす日々に居心地の良さを感じ初めていた。そんな時、夏美に星化症の症状が現れてしまう。「それでも僕は君が生きる未来のために」と絶望を退ける勇気が芽生え、ある決意をする。ラストに涙する、青春恋愛物語。
内容説明
星化症という奇病で家族を亡くした勇輝は人生に絶望し、他人との交流を避けていた。しかし天真爛漫なクラスメイト・夏美との出会いで日常は一変。夏美からの説得で文芸部を創ることに。大切な人を作ることが、それを失った時の絶望を知る勇輝にとって、怖さを抱えながらではあったものの、夏美と過ごす日々に居心地の良さを感じ初めていた。そんな時、夏美に星化症の症状が現れてしまう。「それでも僕は君が生きる未来のために」と絶望を退ける勇気が芽生え、ある決意をする。ラストに涙する、青春恋愛物語。
著者等紹介
青海野灰[アオミノハイ]
新潟県出身、千葉県在住。第25回電撃小説大賞、選考委員奨励賞を受賞した『逢う日、花咲く。』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
20
星化症という奇病で家族を亡くした勇輝。人生に絶望し高校では他人との交流を避けることを決めていた彼が天真爛漫なクラスメイト夏美との出会う青春小説。夏美と出会ったことで日常は一変して、彼女からの説得で文芸部を創ることになった勇輝。大切な人を失った時の絶望を知るがゆえに失うことを恐れる彼が、夏美に振り回されながら共に過ごすかけがえのない日々は思いのほか心地よくて、だからこそ後半の展開にはなかなかくるものがありましたけど、しっかりと向き合った彼が託された最後の手紙と本に込められていた仕掛けはなかなか良かったです。2025/03/05
栗山いなり
8
星化症という奇病で家族を失って絶望していた少年がクラスメイト・夏美との出会いをきっかけに変わっていく青春小説。まさか終盤にSF展開が来るってのは何となく予想できてたけど実際来てビックリした。それと、編集っつーか出版社違うと同じ作者でもここまで変わるのかとも思った2025/02/27
愛書家
7
ふとアンテナに引っ掛かった作品です。 ジャンルは青春恋愛物語であり、またボーイミーツガールものです。 振り回す彼女の行動にはある理由があり、その秘密が終盤明かされるとやけに腑に落ちたのです。 誰も予想はできません。 絶望の果ての救いの物語で、あなたは決して一人ではないんだよ、というメッセージ性が良かったです。2025/02/07
pon
1
星化症という架空の病気が突飛で最初は入り込めませんでしたが、徐々に面白くなって最後は驚きました。とてもよかったです。2025/03/20
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- 電子書籍
- 武器化する嘘 情報に仕掛けられた罠