出版社内容情報
高1の花蓮は人の感情が色で見える。おかげで空気を読むのが得意で、本音を隠して周りに合わせてばかりいた。そんな中、何故か同級生の蒼空だけはその感情の色が見えず…。それに、自分と真逆で意思が強く、言いたいことをはっきり言う蒼空が苦手だった。しかし、本音が言えない息苦しさから花蓮を救ってくれたのは、そんな蒼空で――。「言いたいこと言わないで、苦しくならないのかよ」花蓮は蒼空の隣で本当の自分を見つけていく。そして、蒼空の感情だけが見えない理由とは…。その秘密、タイトルの意味に涙する。感動の恋愛小説。
内容説明
高1の花蓮は人の感情が色で見える。おかげで空気を読むのが得意で、本音を隠して周りに合わせてばかりいた。そんな中、何故か同級生の蒼空だけはその感情の色が見えず…。それに、自分と真逆で意思が強く、言いたいことをはっきり言う蒼空が苦手だった。しかし、本音が言えない息苦しさから花蓮を救ってくれたのは、そんな蒼空で―。「言いたいこと言わないで、苦しくならないのかよ」花蓮は蒼空の隣で本当の自分を見つけていく。そして、蒼空の感情だけが見えない理由とは…。その秘密、タイトルの意味に涙する。感動の恋愛小説。
著者等紹介
菊川あすか[キクカワアスカ]
2017年、『君が涙を忘れる日まで。』(スターツ出版文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りこ
7
人の感情が色で見える高校一年生の花蓮。空気が悪くなるのが嫌で体育祭のクラス旗係を引き受けたら、家族以外で唯一色が見えない男子・蒼空がもう一人のクラス旗係になってしまって……? 常に空気を読んで合わせる花蓮と、何でも思った通りを言っているように見える蒼空。正反対の相手と過ごすことで花蓮の気持ちが変化していく過程が丁寧に描写されていて、自分も二人と一緒に体育祭までの時間を過ごしているような気持ちになれた。オーソドックスな展開ながら設定が細やかでおもしろい。花蓮と蒼空以外のキャラクターも生き生きしていて好きだ。2025/04/27
ふぃぼなっち
3
人の感情が色で見える花蓮と、空気を読まず自分勝手な言動ばかりの男子高校生との恋愛小説。 ありきたりな設定ではあるのだが、読むうちに色々なことがつながっている感じ。こういうのでいいんだよ。 心情の動きが丁寧に書かれており、色だけでなく天気、風景でも表現されているのが読んでいて心地よい。 2025/05/08
栗山いなり
3
人の感情が色で分かるおかげで本音を隠して周りに合わせてばかりだった少女が変わっていく青春小説。ぶっちゃけ展開は予想できた部分もあったし真新しい展開とかも見当たらないけどそれなりに楽しめたっちゃ楽しめた作品だった2024/05/23