出版社内容情報
長時間労働の一因である部活動指導は、制度上は義務でなく、解放を求める声もある。では、どの世代、専門、経験をもつ教員の負担になっているのか。一方で「やりがい」は何に由来するのか。勤務と意識の実態を、独自調査から描き出す。
内容説明
国際比較でも突出した長時間労働で知られる日本の教師に重くのしかかる部活動指導。9割以上の教師が部活動顧問に就いているが、制度上は義務ではなく、解放を求める声も上がっている。では、どの世代、専門、経験をもつ教師の負担になっているのか。一方で「やりがい」は何に由来するのか。勤務と意識の実態を、独自の全国調査データから描き出す。
目次
はじめに―職員室のタブーに斬り込む(内田良)
第1章 教員の働き方・部活動の実態(太田知彩)
第2章 働き方・部活動における意識の分化(野村駿)
第3章 専門的知識や過去の経験から見た部活動の負担(加藤一晃)
第4章 学校のウチとソトの関係性と教員の働き方(上地香杜)
おわりに―魅力ある仕事だからこそ(内田良)
著者等紹介
内田良[ウチダリョウ]
1976年生。名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育社会学。研究関心は学校安全や部活動・働き方改革
上地香杜[カミジコト]
1990年生。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程。専門は教育社会学。研究関心は地方からの大学進学
加藤一晃[カトウカズアキ]
1991年生。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員。専門は教育社会学、特別活動論。研究関心は戦後文化部活動の歴史
野村駿[ノムラハヤオ]
1992年生。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程。専門は教育社会学、労働社会学。研究関心は夢追う若者のライフコース形成
太田知彩[オオタカズサ]
1993年生。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士前期課程。専門は教育社会学。研究関心は海外留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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