内容説明
いつもいい子を演じてしまい、そんな自分を好きになれないさくら。(『卒業日カレンダー』川奈あさ)“ある秘密”を抱え、それを隠しながら生きる美波。(『未完成な世界で今日も』遊野煌)、ずっと押し込めてきた恋心を伝えられずにきた世莉(『桜の樹の下の幽霊』時枝リク)、付き合って一年半になる彼女から、突然「ひとを殺してきた」という手紙をもらった大知(『彼女はもう誰も殺せない』櫻いいよ)。出会いと別れの季節、それぞれの抱える想いからも“卒業”し、新しい一歩を踏み出す姿に心救われる一冊。
著者等紹介
櫻いいよ[サクライイヨ]
デビュー作『君が落とした青空』は累計24万部を突破し、映画化。『交換ウソ日記』シリーズ(すべてスターツ出版)は累計65万部を突破し、コミカライズ(双葉社)。同作は2023年7月7日に映画公開し、大ヒット
遊野煌[ユウノコウ]
2023年『使い捨て影武者王女は暗殺公爵に溺愛される』(peep)でデビュー。本作収録作品は第42回ノベマ!キャラクター短編小説コンテスト最優秀賞受賞作品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
17
卒業をテーマにしたアンソロジー。 どの話も純粋に面白かったですし、同じテーマなのに色々なタイプの話が読めて楽しかったです。 『卒業日カレンダー』 ラストに畳み掛けてくる爽汰くんにやられました! 『未完成な世界で今日も』 前向きになれる話でした。 『桜の樹の下の幽霊』 卒業したい、という強い思いが奇跡を起こす感動作です。 『彼女はもう誰も殺せない』 つらい過去を持つ七香の心に、真っ直ぐに向き合っていく大知の姿にグッときました。2024/03/20
栗山いなり
9
卒業をテーマにした4つの物語を収録した短編集。収録されてたのは『卒業』がコンセプトの基本オーソドックスだけどそれなりに読み応えのある青春劇だったな2024/03/07
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