出版社内容情報
色彩国では「彩の一族」に生まれた者が春夏秋冬の色を持ち、四季を司る。しかし一族で唯一色を持たない雪華は、無能の少女だった。出来損ないと虐げれてきた雪華が生かされてきたのは、すべてを黒に染める最強の能力を持つ黒龍、黒耀の贄となるため。16歳になった雪華は贄として崖に飛び込んだ――はずが、気づけばそこは美しい花々が咲き誇る龍の住まう国だった。「白き姫。今日からお前は黒龍である俺の花嫁だ」この世のものと思えぬ美しい姿の黒耀に、死ぬはずの運命だった色なしの雪華は“白き姫”と溺愛されて…?
内容説明
色彩国では「彩の一族」に生まれた者が春夏秋冬の色を持ち、四季を司る。しかし一族で唯一色を持たない雪華は、無能の少女だった。出来損ないと虐げれてきた雪華が生かされてきたのは、すべてを黒に染める最強の能力を持つ黒龍、黒耀の贄となるため。16歳になった雪華は贄として崖に飛び込んだ―はずが、気づけばそこは美しい花々が咲き誇る龍の住まう国だった。「白き姫。今日からお前は黒龍である俺の花嫁だ」この世のものと思えぬ美しい姿の黒耀に、死ぬはずの運命だった色なしの雪華は“白き姫”と溺愛されて…!?
著者等紹介
望月くらげ[モチズキクラゲ]
徳島県出身。第2回カクヨムweb小説コンテスト恋愛小説部門で特別賞を受賞した『この世界で、君と二度目の恋をする』(KADOKAWA)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なみ
14
色なしと呼ばれて虐げられてきた雪華は、黒龍に救われ、彼の花嫁になることに。 家族からひどい扱いを受けていたにもかかわらず、真っ直ぐな心を持ち続けた雪華が眩しかったです。 友人のピンチを救ったり、傷ついた人たちを治したりと、多少の無茶をしてまで誰かのために行動する姿に感動しました。 家族の中で唯一味方になってくれていた夏斗くんが素敵でした。 特に雪華との決別のシーンが好き。 このまま強く育ってほしい!2024/02/14
シャトーブリアン
11
序盤の展開がとにかくエグい・・・ 誰からも愛されてない雪華は家族から酷い仕打ちを受けて最後は生贄に・・・ 黒龍との出会いは色のない雪華の人生に色をもたらした!雪華も酷い人生を送ってきたのに人を助ける優しさをもった優しい女の子。 中盤にもしっかりと心揺さぶる展開や家族との・・・もあり面白かったです! 個人的に6章が凄く好き!このシーンがあったからこそのハッピーエンドだと思う! 2024/01/30