内容説明
もうすぐ高校生になる菜摘は、将来の夢も趣味も持たないまま、なんとなく日々を過ごしていた。そんな中、志望校の体験入学で先輩・大輔と出会い、一瞬で恋に落ちてしまう。偶然の再会を果たしたふたりの距離は、急速に近づいていって…。別れ際の大ちゃんからの“またね”は、いつしか菜摘にとって特別な言葉になっていた。そんなある日、両想いを夢見る菜摘の元に彼から、“彼女ができた”という突然の知らせが届いて…。切なすぎる恋の実話に涙が止まらない!!
著者等紹介
小桜菜々[コザクラナナ]
北海道出身。『またね。』で「野いちごグランプリ2013」ブルーレーベル賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
史
4
これ初出はいつ頃なんですかね。あたしたちの十代的な空気感(それはケータイ小説全盛期の頃である)、もちろん携帯電話じゃなくてスマホになっているけれども、ともあれ全体的に00年代的な話なのかなあと。それは背伸びしたい頃にとっては憧憬を持つもの……、なのかなあ。今の時代にもないことはないだろうけども(ロマンスにはある程度のファンタジーは付きものである)、しかしそれにしてはノスタルジーに浸れてしまう作品ではないだろうか。スターツ出版の中ではかなり優先度が低い作品だろう。2023/11/02
栗山いなり
4
高校生になる菜摘と先輩・大輔との恋物語。令和の恋空と言いたくなるような展開が続いた作品だったけど同時に文章や内容からスターツ出版の成長も感じる事ができる作品だった2023/10/12