内容説明
叔母の家で虐げられ育った咲耶は、莫大な援助と引き換えに、人間界で暮らす神族のもとへ嫁がされる。相手は、神々からも恐れられ、花嫁になれば早死にすると噂される死神。しかし咲耶の前に現れたのは、この上ない美貌と財力を持つ冥加家当主・暁だった。愛のない政略結婚だったはずが、咲耶が花嫁として日々を懸命に過ごす中で、噂とはまるで違う暁の過保護な優しさに触れ、二人は徐々に惹かれ合う。「花嫁が必要なんじゃない。お前自身が必要なんだ」少女は心優しい死神のもとで愛を知る。和風シンデレラストーリー。
著者等紹介
黒乃梓[クロノアズサ]
2017年作家デビュー。作風はコメディからシリアスまで幅広く、恋愛小説をメインに多ジャンルで執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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史
5
うーん。一応シンデレラストーリーで、このレーベルらしいっちゃらしいんですが、どうも軽挙な立ち振る舞いが多すぎる。結果的にそれが場面(点)を生み出しているとは思うのですが、あまりにもその繋がり(線)が薄いのではないだろうか。元の家族との離脱、対決が軸かと思いきや特にそこと絡みのない神族との因縁が入っているのはやっぱりまとまりがないような気もする。あと主人公も脆弱さも過ぎるか(当初の強かさの反動なのだろうか?)。ともかく、このレーベルではかなり優先度が低い作品であることには違いない。2023/09/21
栗山いなり
5
両親を亡くし、叔母の家で虐げられてきた少女が死神の元へと嫁いだことから愛を知って変わっていく物語。話としてはシンデレラロマンスだけど作中にちょくちょく出てくる昼ドラ要素が特徴的かつ印象的な作品だった2023/09/15
愛華
1
神様が人間に紛れて生活している設定の流れは良かったが、うまくその神様設定を活かせていない。結局神様よりも世界的企業の代表ってことの方にステータスが置かれてるし。結婚することで奪われた力を取り戻していることを他の神達に見せつけるというが、結局力を奪われた経緯は書かれず、増幅させる力も持ち、そっちで話が進む。なぜ奪われた力を二人が会う前に取り戻していたのかも謎。主人公を好きになった経緯、展開も急で雑だった。設定いいなと真面目に読んだが、色々勿体なかった。もっと奪われた力のこととか、神様側の話を読みたかった。2023/08/28
トラママ
0
サラッと読了。2023/08/31