出版社内容情報
薬師として働くエスターは、その美貌から悪女と誤解され追放されてしまう。森で野犬に襲われそうになったところを、冷酷な獣と噂される隣国の国王・ベルナルドに拾われる。助かった――と思いきや、私、スパイだと疑われてる…? 身の潔白を証明するため、城に滞在することになったけれど、陛下に偽婚約者になるよう命じられる。かりそめ関係のはずが気づけばたっぷり寵愛されていて…!?
内容説明
薬師として働くエスターは、その美貌から冤罪をかけられ追放されてしまう。森で野犬に襲われそうになったところを、冷酷な獣と噂される隣国の国王・ベルナルドに拾われる。助かった―!と思いきや、もしかして私、スパイだと疑われてる…?身の潔白を証明するため、城に滞在することになったけれど、陛下に偽婚約者になるよう命じられ…。かりそめ関係のはずが、気づけばたっぷり寵愛されてしまい!?
著者等紹介
篠宮渚[シノミヤナギサ]
『悪女のレッテルを貼られた追放令嬢ですが、最恐陛下の溺愛に捕まりました』で、第2回ベリーズカフェファンタジー小説大賞“異世界恋愛ファンタジー部門賞”を受賞。現在も、小説サイト『Berry’s Cafe』にて執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
12
読み放題。面白かった。テンポ良く話が進んで、ピンチには必ずヒーローが助けてくれる。薬草のくだりでは、薬草園の男が薬が完成するまでは待ってくれる変なところで善良な不思議を感じたけど、薬さえ貰ってしまえばあとはどうとでもなったんじゃ?って思う私は悪人です。口では行けと言いながら、尻尾で引き止めてくるシーンにきゅんとなった。王家に伝わる奇病とかツッコミどころはあったけど、読みやすくてさらっと読了。2023/05/13
十六夜
10
ヒーローが一度二度のみならず三度くらいヒロインの危機に間に合っていて嗅覚すごすぎて逆に笑える状態になっていたけれども。無実の罪で国外追放になった薬師のヒロイン。獣人が住まう国に入って野犬に襲われそうになったところを狼に助けられ、古城で薬師代理で働き始めて~という感じ。助けてくれたもふもふなに癒やされつつ、城主の国王ヒーローにびくびくしつつだけど、彼の中にある優しさに惹かれていき~という感じ。陛下まったく表情崩さずに終始甘いの反則だわ、ごちそうさまです。事件自体はさらっと解決する仕様で終始甘かったわ。2022/05/30
さっきぃ
7
めちゃくちゃよかった。久々に大ヒットのヒーロー。好きでもない男に求愛されて迷惑だったエスターが、その男の婚約者に嵌められて罪を着せられ国を追放されるんだけど、森で危険に合ったところを助けてくれた白い獣と、森の奥にある古城でひっそり暮らしている美貌の国王に出会う。ラシルヴィストがとにかく一貫してかっこいい。エスターを邪険にしない優しさとおおらかさがあったり、イザというとき必ず助けにきたり、お互い相手を思って手を離す所も切なくて泣けるし、なんかいろいろ私のツボに入ってとてもよかった。また再読したい。2023/01/25
えむむ
6
しっぽのモフモフがよし。 たぶん読者はみんな正体分かると思うけど、期待を裏切らない展開で安心。 ツンデレ主人公とヒーローがわりと大人っぽくて読みやすかった。2022/12/01
S O
0
エスターが冷たそうな容貌のせいで追放されてしまう経緯は無茶苦茶で漫画っぽく感じた。文章がぽんぽんと先に進んで薄味なので「慣れているけど傷つかないわけではない」感がもう少し欲しかった。 ラヴィスをラシルヴィストのペットと思っていた頃の雰囲気が好きです。もふもふ巨大犬に癒されるのが持ち味の話かな~と思いながらのほほんと読めました。2023/02/04
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