出版社内容情報
君と全力で生きた時間が僕の未来を変えたんだ
母の死をきっかけに幸せを遠ざけ、希望を見失ってしまった瑞樹。そんなある日、季節外れの転校生・美咲がやってくる。放課後、瑞樹の図書委員の仕事を美咲が手伝ってくれることに。ふたりの距離も縮まってきたころ、美咲の余命がわずかなことを突然打ち明けられ…。「私が死ぬまでにやりたいことに付き合ってほしい」――瑞樹は彼女のために奔走する。でも、彼女にはまだ隠された秘密があった――。人見知りな瑞樹と天真爛漫な美咲。正反対なふたりの期限付き純愛物語。
内容説明
母の死をきっかけに幸せを遠ざけ、希望を見失ってしまった瑞樹。そんなある日、季節外れの転校生・美咲がやってくる。放課後、瑞樹の図書委員の仕事を美咲が手伝ってくれることに。ふたりの距離も縮まってきたころ、美咲の余命がわずかなことを突然打ち明けられ…。「私が死ぬまでにやりたいことに付き合ってほしい」―瑞樹は彼女のために奔走する。でも、彼女にはまだ隠された秘密があった―。人見知りな瑞樹と天真爛漫な美咲。正反対なふたりの期限付き純愛物語。
著者等紹介
日野祐希[ヒノユウキ]
静岡県出身。2018年、「小説家になろう×スターツ出版文庫大賞」で部門賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
31
母親との死別以来人と関わることが怖くなってしまった秋山瑞稀と、余命一年と診断された藤枝美咲が紡ぐ純愛物語。 図書室の裏作業を通じて友達から大切な人へと、正反対のようで何処か似た者同士の2人の関係が変化していく2人の関係がとても丁寧に描かれていました。 そして、ラストで明かされる意外な真実と2つの愛を受け止めてのタイトル回収。 とても素敵な一冊でした。2022/04/11
Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです
28
《あらすじ・感想》ある理由をきっかけに人と関わることに抵抗を感じる少年、瑞稀のクラスにある日転校生がやってくる。放課後に図書室の整備をやっていた瑞稀のもとに転校生の美咲が来て二人で作業をすることになる。クラスに馴染む事ができなかった瑞稀は美咲をきっかけに変わり始めるが、美咲も大きな問題を抱えていた__。途中あまり面白くないなって思いましたが終盤は感動に加えて面白さも半端なくて本当に素敵な話でした。題名にある残してくれたものって何だろう?そう思いながら読むと素敵でこの本を抱きしめたくなるそんなお話しでした。2023/09/25
真栄📖【本意外活動停止します。】
22
途中までは読みましたが、あまり私は好みではありませんでした。 亡くなるよりは最後は、助かる方が好みです。でも、そ言う方は沢山いるでしょうね。余命宣告された者はとても辛い経験があるだと思います。2024/11/26
なみ
17
図書室の奥で裏方作業に没頭する日々を送っていた高校生の瑞樹は、 転校生の美咲と“ある同盟”を組むことになる。 王道な余命ものですが、王道だからこそ、素直に感動することができました。 美咲の影響で少しずつ変わっていく瑞樹の姿にグッときました。 言葉遣いや振る舞いまで含めて、とても好感の持てる主人公で、思わず応援したくなります。 2人が病室で生きる意味について話すシーンが印象的でした。2024/04/26
rotti619
11
母親を病気で亡くし人との関わりを避けるようになった秋山瑞樹と、余命1年を宣告され延命より悔いのない人生を歩むことを選択した藤枝美咲との交流を描いたお話。余命についてかなり序盤で明らかになるので、『同盟』と称した2人がどのような時を過ごしたかが主題となる。この物語が独特なのは、美咲が思い残すことのないよう精一杯今を楽しむのが普通の流れで、実際その面もあるのだが、彼女が本当にやりたかったことが終盤明らかになると、タイトルも含めてそれまでの流れが実は別の意味合いを持つことに気付かされる点。優しすぎたのだ、彼女は2022/04/13
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