内容説明
伊勢の門前町、おはらい町の路地裏にある『居酒屋お伊勢』で、神様が見える店主・松之助の下で働く莉子。冷えたビールがおいしい真夏日のある夜、常連の神様たちがどんちゃん騒ぎをする中でドスンドスンと足音を鳴らしてやってきたのは、威圧感たっぷりな“酒の神”。普段は滅多に表へ出てこない彼が、わざわざこの店を訪れた驚愕の真意とは―。笑顔になれる伊勢名物とおいない酒で、全国の悩める神様たちをもてなす人気作第2弾!「冷やしキュウリと酒の神」ほか感涙の全5話を収録。
著者等紹介
梨木れいあ[ナシキレイア]
2017年1月『晴ヶ丘高校洗濯部!』で第1回スターツ出版文庫大賞の優秀賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
51
お伊勢さんにお参り前に行かれるなら是非この本を読まれてから(#^^#)。面白いしちょっと神様の事もわかります。私達と同じようにインスタ映えや女子会など人間の私でも知らないことに挑戦するなんてやっぱり神様は凄い💛病院と銀行での待ち時間が全く気にならないで、一人百面相をしていたらお茶まで出していただけました(^^;。2019/09/24
野のこ
50
ほっこりした〜。神さまが皆さん個性的かつ愛嬌があって微笑ましいし、ごま吉も可愛い。松之助さん今巻でちょっと莉子との距離が近づいたような。ちょいドキドキ。このシリーズどんどん癖になりそう。リクエストしたらはるばる小牧市から送ってくれて申し訳ないけどまたリクエストしちゃいます。そして伊勢神宮に行きたーい!2020/07/29
スズ
37
伊勢で祀られている神様達が神社の参拝時間終了後にお酒とおつまみを楽しみにやってくる居酒屋を舞台にした物語の第2巻。伊勢での神様との生活に慣れた莉子もすっかりと居酒屋の給仕が板につき、酔い潰れた神様達に優しくタオルケットを掛ける姿が暖かい。抹茶蜜のかかったシャリシャリの氷とモチモチ甘々な赤福が素晴らしい赤福氷の清涼感たっぷりの味に感激する姿にもほっこり。定番のビールと唐揚げを摘みながらも、莉子の買ったブルーベリー味やサイダー味の生姜糖をポリポリ齧る豊受大御神がやっぱり好きだなあ。赤福氷また食べに行きたいです2019/04/07
はる
17
前作からかなり時間が経ってしまったので忘れている所もありましたが、虫歯になるシナのおっちゃんに笑い、ごま吉の過去にしんみりしたりと楽しく読了。こんな人間っぽい神様は親近感がわき、好きだな。2025/03/08
ぱんだ
10
いい意味で前巻の続きだなぁ。という感じ。 神さまが沢山出てくるので、この神さまは誰だったっけ?となりました(^◇^;)2019/10/10