内容説明
冬休み、幼なじみに失恋し居場所を失った環は、親に嘘をつき、ある田舎町へ逃避行する。雪深い森の中で道に迷ったところを不思議な少年・ノアに助けられる。なぜか彼と昔会ったことがあるような懐かしい感覚に襲われる環。一緒に過ごす時間の中で、ノアの優しさに触れて笑顔を取り戻していく。しかし、彼にはある重大な秘密があった…。それは彼との永遠の別れを意味していた―。第1回スターツ出版文庫大賞にて大賞受賞。号泣、ラスト愛に包まれる。
著者等紹介
十和[トワ]
『笑って。僕の大好きなひと。』で第1回スターツ出版文庫大賞の大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわゆきか
10
中々キッツいシチュからのスタートですな。恋愛ものと思わせて実はミステリーで庭先の土の下には死体が、、、とか勝手に想像してたら、まさかのファンタジーでした。汚れた自分に気付かされました。泣。ふんわりした素敵なお話でした。2017/03/15
小太郎
8
Σ(꒪◊꒪ ;) 私にはむかない( -᷅_-᷄ ๑)何でこの本買ったんだΣ(꒪◊꒪ ;)2017/01/16
浮草
6
高校生の青い話かと思ったけど、最後は涙でした。そして前向きに終わりました。表紙がちょっと読者層を減らしてそうな気がする…。いいお話でした。2019/01/17
yamakujira
5
ずっと恋してた幼なじみが親友とつきあい始めたことを聞いた環は、スキー場でのバイトに一緒に向かう途中で逃げ出した。家族での思い出の場所を訪れた傷心の環は、心優しい民宿で世話になりながら、森で出会ったノアと数日をすごす。謎めいたノアの挙動がどう転ぶのか、不治の病気で療養中なのかとか、虐待から逃れて知人のもとで暮らしてるのかとか想像してたら、予想を超える秘密を明かされて唖然とした。ファンタジーとして納得すればいいのに、どうにも白けてしまうのは、ピュアな心を失って薄汚れた大人だからだろうか。 (★★☆☆☆)2017/10/06
めぐみ
4
気取らず読めるファンタジー作品です。作品は思春期にあり得る心の戸惑いなど、一般的な描写で、主人公の環の親子関係と幼馴染みの翼への想いバイト先へ行く途中にその場から逃げ出して昔記憶にある田舎へと向かうその田舎での出来事から話し始まる展開 所々でエンディングに繋がるヒントも有りつつ作品の流れに引き込まるファンタジーの王道的な内容 田舎で出逢った少年 ノアとの関係 ノア家に来る老人勝也さんも環との関係に関わる人物 途中読んでてラストの展開が見えても涙が出てしまう作品でした。人それぞれ感じ方色々だけど、私は心温ま
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