スターツ出版文庫<br> 黒猫とさよならの旅

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スターツ出版文庫
黒猫とさよならの旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784813700807
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

もう頑張りたくない。―高1の茉莉は、ある朝、自転車で学校に向かう途中、逃げ出したい衝動に駆られ、学校をサボり遠方の祖母の家を目指す。そんな矢先、不思議な喋る黒猫と出会った彼女は、報われない友人関係、苦痛な家族…など悲しい記憶や心の痛みすべてを、黒猫の言葉どおり消し去る。そして気づくと旅路には黒猫ともうひとり、辛い現実からエスケープした謎の少年がいた…。

著者等紹介

櫻いいよ[サクライイヨ]
2012年2月『君が落とした青空』、2014年8月『交換ウソ日記』を発刊(共にスターツ出版刊)。累計10万部を越えるロングヒットとなる。2015年12月にスターツ出版文庫創刊第1弾として新装版『君が落とした青空』を刊行するや、たちまち重版。人気作家として活躍する日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

65
65/100点 女子高校生がお喋りが出来る不思議な黒猫と途中で出会った少年と自転車で祖母の家に向かう間に、自分を見つめて成長していく物語。期待して読みだしたのですが、主人公二人に共感出来ませんでした。特に茉莉の面倒くさい性格には読んでいてイライラさせられました。10代・20代の若い人が読めば共感出来る部分があるのでしょうが、歳なのでしょうね、自分には少し合いませんでした。文中に「頑張って」や「頑張る」という言葉がどんだけ出て来たことか…、こんだけ聞かされちゃウンザリしてしまいます。2016/10/16

ツン

61
黒猫の正体はそれだったの?!と驚いた次の章で実は違った事がわかった、ちょっと難しすぎ(笑)ちょうど関西にいる時に読んだのはタイムリー2024/11/16

七色一味

45
読破。これもロードムービーって言っていいのかな?真ん中辺りまで、山も谷もない平坦なお話が続くので、飽きてくる。大阪府内からも姫路に自転車で行こうって考えるかね、イマドキ。そう考える、それがそのときの二人の心境なんだろうけどね。わからなくもない。やるかやらないかは別として。2016/07/31

玉響

41
「頑張って」「頑張ろう」「どうしてもっと頑張れないの?」「もう頑張らなくていいよ」これらの言葉はいつだって私の心を締め付ける。頑張っても頑張っても報われない虚しさを私は知っている。どんなに努力しても実らない結果に頑張る事は無意味だと決めつけ全てから逃げ出したあの日、確かに私は自由だった。逃げ出す事は弱さだと思っていた。けれど違った。記憶を消しても忘れられなかった思い。大切だからこそ苦しくて手放した。本当は頑張りたかった。頑張ってる自分が好きだった。「――きみは、どうしたい?」私は、私のやりたいままに。2016/07/20

ami*15

22
私も他人のことばかり考えて自分のことを考えていないことがよくあるので、この作品はかなり共感しました。人間の言葉を話す黒猫という設定がなんか児童書めいていて始めは受け入れられなかったのですが、茉莉や壱を問い詰める時に何度も言った「きみは、どうしたい?」という台詞がグサグサと自然に突き刺さってきて、本当の自分の気持ちに素直に向き合うことや時には嫌なことから逃げてみるのも大切であることを黒猫から教えてもらいました。 努力は無駄じゃないと言うけど、壱は「無意味な努力」として否定している姿も凄く印象に残りました。2017/08/24

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