内容説明
英語学習者のみなさんに「本物の英語の勉強法」、そして日本人にとって「今いちばん必要な英語学習法とは何か」を、余すところなく伝授。
目次
第1章 音読で英語を体に覚えさせる(國弘流「英語音読法」とは;「英語」はなぜ必要なのか ほか)
第2章 音読で英語を活用自在にする(英語は「左から右に」読め!;知っておきたい「区切りのグループ」 ほか)
第3章 音読を無理なく、飽きずに続けるポイント(「リスニング」と「音読」の関係;「音読法」テキストの選び方 ほか)
第4章 音読パワーで英語を磨く(「書き取り、書き写し」も大切;「単語」を増やす方法とは ほか)
著者等紹介
國弘正雄[クニヒロマサオ]
1930年東京生まれ。「同時通訳の神様」として知られる。NHK教育テレビ講師を経て、文化放送「百万人の英語」講師、東京国際大学教授、上智大学講師、お茶の水女子大学講師を歴任。またこの間、日本テレビ解説委員・ニュースキャスターをつとめた後、三木内閣時に外務省参与として、第1回・第2回先進国サミットなど、外交交渉の舞台で活躍。1989年から1995年まで参議院議員。現在、英国エジンバラ大学特任客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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奥澤啓
40
國弘正雄逝く。英語にかぎらず、語学者や言語学を志した人で國弘氏の著作の影響を受けた人、只管朗読や只管筆写を実践して語学力を磨いた人、そして語学教師や通訳者、翻訳家になった人、ビジネスの現場で英語を役立ている人等、それらの数はたくさんいるであろう。それほど、氏の英語習得への方法論は大きな影響力をもった。外国語の勉強法とは、人間がもともと持っている言葉の習得能力と運営能力を、母語以外でいかに開発するかの方法論である。そのためには何をすればいいのか。氏はそれを身をもって示してくれた。巨星堕つ、の感が強い。2015/01/09
ヨータン
13
英語のいろいろな勉強方法や教材が巷に溢れているけどやはり最後は教科書と音読なんだなと思いました。同通の神様と言われている方が言っているので、説得力あるなー。2017/09/20
Shunsuke
3
とにかく音読。初版は70年だが、とかく寄り道しがちな現代人こそ読む価値がある。というか50年前から日本人の英語力や英語教育が変わってないことに愕然とさせられた。2024/11/16
超介
3
同著者の「英語の話し方」を中学生にも読めるように平易に解説したもの。読みやすく、中高生が音読の意義を知るのに良いと思う。もちろん大人も英語の学びの基本を知る上で有効。2015/12/21
Ponyo
2
英語を本気で学ぶならこれは読んだ方が良いと推薦されていた本。同時通訳の神様と言われる方らしいが、学習法は至ってシンプル。中学レベルのテキストを音読し、そこから文法、発音、リスニング、自己表現に自然につなげていく。とにかく音読が重要だということだ。今でこそ色々な英語教材に手を出しているけれど、言われてみれば中高時代に教科書とラジオ講座をひたすら音読して丸覚えしていた頃が一番スムーズに自由に表現できた気がするし、レベル的に今もあまり変わらない気がする。子供達の英語学習の中で、もう一度一緒に音読してみようかな。2017/06/12
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