出版社内容情報
2015年12月から、すべての企業で「ストレスチェックの実施」が義務化されます。かつてメンタルヘルス対策は、恵まれた労働環境にある大企業だけのものと考えられ、中小企業には縁遠いものと考えられていましたが、今回の「ストレスチェック義務化」により、中小の企業でも対応を迫られることになります。「国は中小企業のことはわかっていない」、「中小企業いじめはやめてくれ」という声が経営者から聞こえてきそうですが、そんな気持ちのまま、「義務だから行う」というのでは、本当に単純な費用増で終わってしまいます。 本書では、『実際に投資した分の倍のリターンがあるのがメンタルヘルス対策だ』ということを、実例やデータを用いて説明していきます。経営に関する施策で、「2倍の費用対効果が生まれる」というものは、そうはありません。間違いなく、メンタルヘルス対策は費用ではなく投資なのです。「なぜいままで、こんなにリスクが少なく、それでいて確実な投資を実施してこなかったのか?」、本書をお読みいただければ、きっとそんな考えになるはずです。<もくじ>はじめにChapter 1 メンタルヘルス対策におけるストレスチェックとは?Chapter 2 ストレスチェックからみえる会社の姿Chapter 3 ストレスチェックの導入法と活用法を知るChapter 4 ストレスチェックだけじゃない、メンタルヘルス対策のイロハとは?Chapter 5 次の一歩をどう踏み出すか?あとがき付録 ストレスチェック導入の手順
内容説明
メンタルヘルス対策は、実際に投資した分の倍のリターンがあります。それは、実例として立証されています。そこで本書では、実例やデータを用いて、その事実をご説明したうえで、ストレスチェックからはじめるメンタルヘルス対策について、ご紹介していきます。
目次
01 メンタルヘルス対策におけるストレスチェックとは?(メンタルヘルス不調とはどんな状態なのか;メンタルヘルス不調者が出ると職場はどうなるのか ほか)
02 ストレスチェックからみえる会社の姿(ストレスチェックの結果から何がわかるのか?;そもそも高ストレスとはどんな状況なのか? ほか)
03 ストレスチェックの導入法と活用法を知る(ストレスチェックの導入にあたっての準備;どうやってストレスチェックを社員に受けてもらうのか? ほか)
04 ストレスチェックだけじゃない、メンタルヘルス対策のイロハとは?(メンタルヘルス不調の兆しを逃さないようにする;メンタルヘルス不調を兆しのうちに解消するために ほか)
05 次の一歩をどう踏み出すか?(ストレスチェックから始まる社内制度改革の次の一手は?;産業医、そのほかメンタルヘルス対策支援者との連携法 ほか)
著者等紹介
植田健太[ウエダケンタ]
臨床心理士。特定社会保険労務士。Office CPSR(オフィスシーピーエスアール)臨床心理士・社会保険労務士事務所代表。一般社団法人ウエルフルジャパン理事。産業能率大学兼任講師。早稲田大学卒業、早稲田大学大学院修了。キヤノンアネルバ株式会社、キヤノン株式会社の2社で約10年間、人事を経験後、現事務所を設立し独立。現在は、企業向けメンタルヘルス対策コンサルタントをしながら、セミナーを多数実施。NHK番組でのコメンテーター等もこなしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。