内容説明
たとえ「イスラム国」が消えても新たな「イスラム国」がまた、生まれる。その理由とは―。宗教、国家、民族、中東と欧米の関係、『コーラン』の教え、イスラム過激波の系譜etc.さまざまな角度から過激派組織「イスラム国」の正体をえぐった1冊。
目次
第1部 「イスラム国」の全貌(勢力拡大する「イスラム国」の実態;「イスラム国」の巧妙な戦略、戦慄の思想;「イスラム国」と世界はどう対峙していくべきか)
第2部 日本へ「宣戦布告」国家として個人としてのテロ対策(「テロの波」、ついに日本人を急襲!;「諜報」「監視カメラ」「特殊部隊」―国家の「対テロ」対策)
著者等紹介
黒井文太郎[クロイブンタロウ]
1963年、福島県いわき市生まれ。横浜市立大学卒業後、講談社入社。週刊誌編集者を経て退職。フォトジャーナリスト(紛争地域専門)、『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、軍事ジャーナリスト。ニューヨーク、モスクワ、カイロを拠点に海外取材多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トッド
4
アルカイダ⇒1979アフガン対ソ戦でCIAが組織したムジャヒディンの後継、湾岸戦争時2大聖地サウジに米軍進駐で反米強まる。■IS⇒90年代ヨルダン系タウヒードジハード団の後継、アルカイダに忠誠誓うが後破門。外国人兵士⇒チュニジア30百サウジ25百~仏7百米1百。装備⇒旧ソ連式→イラク軍撃破で米軍式奪取。身代金⇒米英日は拒否で殺害、他国は応じて解放。■アッラー⇒神×唯一神〇。カリフ(代行者)制度は1924廃止。キューバのグアンタナモ米軍基地とオレンジ囚人服。ハラブジャ事件⇒サダムがサリンでクルド人5千人殺害2017/05/13
しらたま
2
弱った身体(国家)が好物のガン細胞2016/01/30
SK
1
168*イスラム国支配地域では、子どもに洗脳教育。安倍総理の中東訪問は、タイミング的にもよろしくなかったと思う。「ネットでイスラムの悪口書いちゃダメよ」ってのが個人にできるテロ対策らしい。同じイスラム教でも、宗派が違うだけで、争いになるんだよなぁ……。2015/07/25
co1024
0
イスラーム国についての資料集。2015/12/23