内容説明
人を動かすためには必要な能力は、一方的にしゃべりまくって圧倒してしまうことではありません。本書は、硬軟織り交ぜた質問の使い分けで、よい人間関係を築きながら、商談、ミーティング、交渉・説得、部下の指導などのさまざまな場面で成功をおさめるための“5つの質問力”を紹介します。
目次
1 ソフトな質問で打ち解けた雰囲気を作り、鋭い質問で一目置かせる―人間関係構築力(あいさつ時の態度として適切なのは―最初に3分間の世間話を。答えやすい質問をして好印象を得る;初対面の場の雰囲気を和らげる質問を常備しておこう―コミュニケーション・スターターのテクニック ほか)
2 ソフトな質問で相手の本音を引き出し、鋭い質問で言質をとる―必勝交渉力(初めて取引する相手を説得するには、人間性の理解から―相手の人柄を知り、親しくなり、信頼を得るための「人間質問」;商談で相手を説得する際に投げかける質問は―「現状質問」で相手の置かれている状況をつかもう ほか)
3 冒頭の鋭い質問で目を覚まさせ、質問の組み立てで結論へと導く―ミーティング成功力(やる気満々のミーティングでは、余計な前置きは不要―最初にテーマの本質を突くことで、議論はより活性化される;議論を有意義なものにするために必要な質問―最重要テーマを会議参加者に共有させる質問 ほか)
4 ソフトな質問でコミュニケーションをとり、鋭い質問で気づきを促す―スマート・コーチング力(部下の心を開くための質問力―なかなか心を開かない部下には「イエス・テイキング法」;命令を命令と感じさせない質問力―相手に自ら答えを出させることで、両者納得のいく合意が得られる ほか)
5 ソフトに見えて鋭い質問を繰り出す―情報深堀り力(有用な情報を得るためには、まず仮説を立てることから―仮説をもとに効果的な事前リサーチをしよう;メモをとることもアクティブ・リスニング―手帳に5W2Hの記入欄を作っておき、抜けがあったら質問しよう ほか)
著者等紹介
箱田忠昭[ハコダタダアキ]
インサイトラーニング株式会社代表取締役、サンフランシスコ州立大学客員教授。年間300回近くの講演・研修をこなすカリスマインストラクター。日本コカコーラの広告部マネージャー、エスティ・ローダーのマーケティング部長、パルファン・イヴ・サンローラン日本支社長を歴任、その間、米国で著名な、話し方、リーダーシップ、人間関係のセミナーであるデール・カーネギー・コース公認インストラクターとしてビジネスマンを指導。プレゼンテーション、ネゴシエーション、セールス等のコミュニケーションに関する専門家として、企業人の教育研修に専念。また、経営者から新入社員を対象とした講演活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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