内容説明
五年前に病死した父親の後を継いで南町奉行所常町廻りを勤めることになった望月弥九郎は、江戸の町で起こる事件を岡っ引の文吉などをつかって小気味よく裁いていく。ある時は前にお縄にした大悪党の残党に命を狙われたり(第四話・待乳山の赤い月)、弥九郎を騙る偽者が現われたり(第六話・彼岸花散る)するが、朱房の十手と愛刀・武蔵大掾に物を言わせて事件の数々を解決していく―。
著者等紹介
下飯坂菊馬[シモイイザカキクマ]
東京生まれ。東京外語大学ロシア語学科卒業。昭和30年大映シナリオ作家養成所卒業、5年間専属ライターとして勤務の後フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。