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内容説明
あの雨の日を忘れられない。入谷友紀の自慢の店『水華茶荘』は中国茶専門のカフェだ。客足は少ないけれど、好きなものばかりを揃えた店は居心地がいい。ある雨の日、客もいない店でお気に入りの中国茶を淹れたところにひとりの客が訪れた。精悍な顔立ちのスーツを着た青年、長谷部だ。どうやら長谷部は入谷のことを知っているようで…それから、雨の日になると現れる長谷部と親しくなるうちに、入谷は自分の気持ちが友情ではないことに気付きはじめて―恋に臆病なふたりの不器用な恋の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たにしぃ
12
挿絵買い。雰囲気は好きだけどちょっと読みづらかった。一番納得できないというか、ええええって思ったのは途中で長谷部くんと北野さんがタバコを足元に捨てた風の描写。122ページ。これでかなりテンション下がった。今時タバコポイ捨て描写はないわ(意外なところに地雷が)2013/02/23
きょん
9
読み始めかなり読みづらいなあと思っていたんだけど、だんだん慣れてきたらかなり情緒的な雰囲気もイラストとあってて良かった。二人とも、もう少し自己完結しないで頑張りなよ、とかなりジレジレしました。2013/03/24
あや☆
9
宝井さんのイラストとデザインが目にとまり、新人さん発掘も兼ねて購入。文章の雰囲気は多分好きなタイプなんだけど…ちょっと読みにくい。例えば冒頭のシーンの句読点の多用。狙いはわかるんだけど、気になって絵が浮かばなくて(^_^;)ほぼ2人によって展開されていく話も嫌いじゃないし、受けの心情が変わりゆく様もゆっくりじっくり、それこそ中国茶を愉しむように読めるんだけど、それにしては入谷目線が長すぎて焦れったくなり過ぎたかなぁ。長谷部の気持ちは最初から一貫してるけど、彼の戸惑いとかと交互に読めたらもっと良かったかも!2013/03/08
リ*ナカ
9
最初のとっかかりの内容が全然頭に入ってこなくて苦労しました。とても繊細な表現が多用されており、この方の文章に慣れるまではなかなか…でも、雰囲気は素敵で宝井先生の絵柄に似合ってるなぁと思いました。登場人物が少ない中、他人との関係が希薄な受なのでよけいに寂しい〜というか、一応ライバル女子が出てたけど二人だけで世界が終わってる感じがした。神戸。中国茶好きなので久々に飲みたくなりました。2013/02/21
ふみ
8
長谷部一穂(大学の後輩 製薬会社MR)×入谷友紀(中国茶専門店)♪作家様のデビュー作品…独特な雰囲気に言い回し、文学的な感じが最初は慣れるまで時間がかかったけど、嫌いじゃないです^m^中国茶を扱っている入谷のお店に、雨の日に訪れる長谷部…まったりゆっくりしたお茶の時間を楽しむように、二人の関係もジックリで、じれったかったデス…じれったいお話は好きな方ですが、SSでイイので、その後のお話も読みたかったです…チョッと最後の最後まで引っ張りすぎた気も(-_-;)2013/02/09
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