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内容説明
人より身体の弱い瑞樹は母親の死がきっかけで、イギリスにいる実父にひきとられた。男好きで問題ばかり起こした亡き母の子どもとして、冷たい視線に晒される瑞樹だが、父の再婚相手の連れ子で義兄のアルフレッドだけは無愛想ながら瑞樹を気遣ってくれた。次第にアルフレッドに好意を寄せる瑞樹。アルフレッドもまた健気に毎日を過ごす瑞樹に惹かれ始めていた。そんなとき、アルフレッドは裸で男に奉仕する瑞樹の姿を目にしてしまい…!?人気シリーズ第一作、大幅加筆修正をして文庫で登場!書き下ろしショートストーリーも同時収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
10
母親の死後にひきとられた家庭内でも、学校内でもとことんいじめ抜かれる受けに感心してしまった。そしていじめ方が昭和な感じwww それにしても父親をはじめ兄弟や使用人たちまで、瑞希(受け)の母に対する憎悪のものすごさ・・・精神的にも辛い虐待シーンがかなり長いので疲れるというかマヒするというか、アルフレッドからの陵辱にいたってはフーンぐらいにしか感じられない(フーンでいいのか!?)。ま、最後には甘〜く終わるんだけど、健気すぎな受けって今は気分じゃないんだと思った。2013/02/28
たかはし
6
新刊発売ということでシリーズ1巻から再読したのだけど、うーん…な読後感。瑞樹が兄であり唯一自分を気にかけてくれるアルフレッドに恋をするのは理解できるけど、アルフレッドが瑞樹に何故そんなに執着するのか、あれほど淫売だと罵っていたにも関わらず、誤解が解けるとあっさり恋愛に発展したのは残念。そもそも最初から瑞樹に惹かれてたから、瑞樹が自分以外の男を誘ってたと思い、頭に血が昇ったんだよね?それにしてもエドワードやアレク、瑞樹の周囲の人間が悪いやつらで腹立つ~笑!挿絵が大本命の門地先生なので色々目を瞑りつつ(贔屓♡2013/12/03
フキノトウ
6
アルフレッド・・・目ェ覚ますの遅いよ!その中で、厩舎のジョシュとお馬さんには慰められました。お守り燃えたときは泣きました。でも報われてよかった!2013/04/09
あやのん
6
書き下ろしと加筆修正に釣られて購入。買って正解でした。初期のこの本がいとう由貴作品を好きになるきっかけで大好きな作品です。(ちなみに最近の絡み人数の多さにちょっと引き気味なのです(泣)戻ってきて!いとう先生!)ラストの方の瑞希の心が壊れてる感じが加筆されてて苦しくなります。後、父親が知ってて放置って方が酷さ倍増ですね。アル母が良い人なのが唯一の救いだよ。瑞希がアルフレッドをすぐ許しすぎな気もせんでもないですが、それが瑞希なのでしょうがないんだよね。今後アルフレッドは思い込み激しいのどうにかしろよ~!
こなみ
5
相変わらず読んでいて納得できない部分が多い……。瑞樹が好きだから買っちゃったけど。瑞樹の母親一人を悪の根源に仕立て上げて、加害者の父親と次兄が自己正当化を図る姿は相変わらず卑劣極まりない。「瑞樹も」キョウコの被害者だから、虐げるのは間違ってるって理屈にはうすら寒くて吐き気がするわ。それ以前の問題だろうが。エドワードのやったことは相手が誰であっても許される事じゃないし、人としておかしい。親父は堂々と親の責任放棄してるし。自殺に追い込むまで頑なに瑞樹を否定して、信じようとしなかったアルフレッドにも腹立つけど。2013/01/04