内容説明
日本最大の暴力団山口組が分裂!最前線で現場を見ていたヤクザ記者のアブなすぎる日々。『ヤクザルポ』第一人者が明かす、笑いあり、涙あり、裏社会の衝撃現場・現実!
目次
第1章 2011年~
第2章 2012年~
第3章 2013年~
第4章 2014年~
第5章 2015年~
著者等紹介
鈴木智彦[スズキトモヒコ]
1966年北海道生まれ。日本大学芸術学部中退(除籍)。雑誌・広告カメラマンを経て、ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を務めた後、フリーに転身。週刊誌、実話誌などにヤクザ関連記事を寄稿する“ヤクザ専門ライター”に。現在はヤクザ取材のほか、福島第一原子力発電所にジャーナリストとして初めて潜入したり、ウナギ密漁の取材活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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澤水月
23
映画祭で話拝聴半グレや組関連知りたいが昨今のグレ自伝もの辟易し専門家文献を…著者本人が女塗れ凄い無頼超絶面白い。ヤBL熱中の好奇心!カットしてるのに複数回素人の妊娠詐欺とか。震災時の自身とヤたち。供与受けない事と無粋の謗りせめぎ合い。ヤからの着信音分けたい。オウム高橋逃亡時、泡姫「来たら最後に天国行かせるんだ」「チンコロ(密告)するくせに。金だろ欲しいのは」「吉原では愛と金は同じよ」。ヤクザゆるキャラ検討「安藤昇風に額に傷?」「ハムケツで」…実話誌裏のクズ企画の山。山口組割れ今後どうなるのか若い組長らは…2015/10/13
vaudou
7
ビビりまくり日記と謳うが侮るなかれ、蛇の道は蛇、著者自身もアウトローに片足突っ込んでグレーゾーンを野太く生きている。(本人も日常非日常の麻痺を自覚している)本書は裏社会の取材を飯の種と腹をくくった男の生態日記という形で、その筋の方々との交流が語られる。中でもTwitterを始めてからの身辺雑記がめっぽう面白い!ヤクザBL、ソープ巡り、安藤組etc.それから暴排条例で締め付けが厳しくなったが後の変化も肌で感じている凄さ。『孤高の遠吠え』の小林勇貴監督とのエピソードも楽しい。2016/02/09
へへろ~本舗
6
ヤクザ・福島原発潜入・女・ヤクザ・マル暴・密漁・女…という感じで日々過ごされている。想像もつかないが、ちょっと油断をしたら間違いなく…という緊張感がある。面白いのがヤクザBLを知りヨネダさんの「囀る鳥ははばたかない」にはまってたとな。堅気なのに人としてどうかと思う編集者がいたり。くれぐれも体と命を大切に…2015/10/05
青縁眼鏡
2
体張ってらっしゃる。2015/11/26
ちた
2
福島原発事故の現場に作業員になって飛び込んでみたり、密漁を追うために魚市場で働いてみたり、地方ヤクザの東京旅行について回らされたり。彼らの要求はある程度のむが、彼らの核の力は借りてはならない。絶対に守らねばならない1本のスジに、酒と金と暴力に塗れた世界で生きていくライターの底力を感じる。いい意味で下品な中にもユーモアがある。生活するに血塗られた世界に乏しいユーモアが必要なのかもしれない。ライターにとってのネタは生きていくための糧である。彼にそのネタを聞きたいと大物小説家が送り込んだ手が面白く豪快だった。2015/10/08
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