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「フルベッキ群像写真」と明治天皇“すり替え”説のトリック

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784813021933
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0021

内容説明

「フルベッキ群像写真」には“暗号”など隠されていなかった。そして、坂本龍馬や西郷隆盛などの幕末の英傑なども写っていなかった。さらに、明治天皇の“替え玉”も写っていなかった…。一枚の古写真が投げかけた謎とミステリー―その真相を追い求め、中国と日本を駆け巡った筆者が辿りついた結論。

目次

第1章 六発の銃声
第2章 旅順の地を踏んで
第3章 『幕末維新の暗号』という誘惑
第4章 奇書を巡る旅
第5章 フルベッキの孫とされたキーパーソン
第6章 法人類学はフルベッキ写真をどう判定するのか
第7章 明治天皇、最初の写真は“パパラッチ”された―
第8章 『明治維新の生贄』で語る宮崎鉄雄の妄想

著者等紹介

斎藤充功[サイトウミチノリ]
1941年東京都生まれ。ノンフィクション作家。東北大学工学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アリ子

20
伊藤博文暗殺の真相を探るうちに、 フルベッキ群像写真に写るとされる幕末のビッグネームの真偽、その中の一人・大室寅之祐が明治天皇とすり替えられた説についての検証へと進む。知らない事だらけで興味津々、一気読みでした。眉唾な話には当事者に直撃インタビュー。専門家による写真鑑定などで白黒つくところはついた感じ。2016/09/27

ポン・ザ・フラグメント

2
正論は正論なんだけどさ、フルベッキ写真を持ち出すんならやっぱり壮大な駄法螺のほうが面白い。フルベッキ写真を初めて見たのは中丸薫の本あたりだったろうか。あれが誰の写真でもいいんだけど、初めて見たときから写真として凄く違和感を覚えている。視線のばらつきとか、顔の大きさとか、影の具合とか、とても合成っぽい感じがするのだが、誰もそんなこと言ってないようだから、そう感じているのは僕だけなのかもしれない。ま、いいか。明治28年に雑誌に発表されたのがこの写真の初出らしいが、オリジナルはいったい誰が持っているのだろう。2013/10/21

叔嗣(しゅくし)

1
『明治天皇にすり替えられた』このトンデモ珍説を紹介した記事のウソを暴き、科学的に群像写真に映っている人物がすり替えられたとされる明治天皇とは別人であると証明し、珍説がデタラメであると証明されていた。2013/09/01

kuwagata

1
幕末の英傑たち(西郷隆盛・大久保利通・伊藤博文・坂本龍馬・勝海舟・その他、計44名)が一同に会して一枚の写真におさまっているという、かの有名なフルベッキ写真をめぐって、最近、加治将一なんかがトンデモ本を出したりしているが、本書はそれのカウンターにあたる。44名が幕末の英傑たちとは別人であり、加治本だけではなく過去いくつか出ている「明治天皇はすり替えられている」とする珍説を、まったくのデタラメであると実証している。フルベッキ写真には明治天皇の替え玉も写っているとされていたのだが、歴史的事実と法人類学の写真鑑2012/11/24

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