内容説明
AV・風俗・インターネット。アダルトメディア“失われた10年”をめぐる現代史。
目次
1992―低迷の予感の中で
1993―ヘア解禁の余波
1994―PC時代の起動
1995―AV価格破壊
1996―セルビデオの下克上
1997―疲弊と混沌
1998―回顧、そして「お宝」へ
1999―静かなる衰退
2000―セクシュアリティへの視座
2001―ワイセツの浸透と拡散
2002―桃色(ピンク)と銀色(DVD)
2003―黒船来襲
2004―夜明けはまだ来ない
著者等紹介
藤木TDC[フジキティーディーシー]
1962年生まれ。フリーライター。80年代より多くのAV専門誌に連載・寄稿
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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akihiko810/アカウント移行中
6
古本拾い読み。AVライターの著者が、90年代から「噂の真相」誌に書いたコラム等をまとめた04年の本。印象度B- もの珍しさで読んでみた。ヨヨチュー(代々木忠)、V&R、井口昇など、90年代のエロサブカルチャーを代表する名前がバンバン出てきて、時代を感じさせる。もっとも、最近の私は老成したかそういうエロサブカルに対して「凄み」を感じなくなったので、「ふうん」という感想しかないが。 著者は、今や井口昇が漫画原作の一般映画監督(「惡の華」)に上り詰めたことを何と思うのだろうか2020/10/29