出版社内容情報
何をするにも一緒だった男女4人の幼なじみ。が、思春期とともにその関係に暗い影がさしはじめる。屈折した愛情、暴力、そして古い因習に縛られた環境――。それは取り返しのつかない悲劇への序章にすぎなかった――
内容説明
スティーブン、メレディス、ブランドン、グレッグは、アメリカ南部ニューオリンズの高級住宅地で育った幼なじみ。真夏の空の下、いつまでも漕ぎつづけた自転車、忍び込んだ墓地で聴いた強く激しい雷鳴―4人はきらめくような思い出を共有していた。高校入学とともにその友情が壊れ始めるまでは―。狂気に満ちたいじめ、歪んだ愛のかたち、告げることのできない秘めた思い。親たちの隠された過去が暴かれ、少年たちの密やかな「遊び」が記憶の彼方から甦ったとき、愛は憎しみに変わり、暴力へと向かった。しかし、それは取り返しのつかない悲劇への序章にすぎなかった―。23歳の新鋭作家が綴る、衝撃の自伝的小説。
著者等紹介
ライス,クリストファー[ライス,クリストファー][Rice,Christopher]
1978年、カリフォルニア州バークレー生まれ。両親はベストセラー作家のアン・ライスと、詩人で画家としても活躍するスタン・ライス。ニューヨークのティッツ芸術大学で劇作を学んだのち、脚本家になるべくロサンゼルスに移住。母親の病気をきっかけに故郷ニューオリンズに戻り、母親の回復を見守りながら、本作の執筆をはじめる。ニューオリンズ在住
鈴木玲子[スズキレイコ]
静岡県御殿場市出身。青山学院大学文学部英米文学科卒業。英会話教師や出版編集アシスタントなどを経て映画配給会社に入社。1992年に退社後、来日アーティストの通訳や、雑誌・書籍の翻訳家として活躍中
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