内容説明
運命に引き裂かれた王家の美しい姉妹、エルサとアナ―触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つ姉エルサは、妹アナを傷つけることを恐れ、幼い頃から自分の世界に閉じこもって暮らしていた。美しく成長したエルサは新女王として戴冠式に臨むが、力を制御できずに真夏の王国を冬に変えてしまう。城から逃亡した彼女は、生まれて初めて禁断の力を思うがまま解き放ち、雪と氷を自由自在に操り、冬の王国を作り出す。愛する者を守るため本当の自分を隠して生きてきたエルサは、“雪の女王”となることで生きる喜びと自由を手に入れたのだ。一方、妹を守るために姉が払ってきた犠牲と愛の深さを知ったアナは、エルサと王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへと旅に出る。アナの思いは凍った心をとかし、凍った世界を救うことができるのか?そして、すべての鍵を握る“真実の愛”とは…?アンデルセンの名作から生まれた全く新しいファンタジー!
著者等紹介
有澤真庭[アリサワマニワ]
千葉県出身。アニメーター、編集者等を経て、現在は翻訳家・映像作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明那
23
映画がとても良かったので、小説発見して嬉しくて購入。映画の小説版なんて良くないんじゃ…と思っていましたが、小説もすんごく良かったです!映画だけでは分からなかった登場人物の細かい感情が描かれてて、嬉しかったです。個人的に最後、エルサの愛でアナが助かったと勘違いしてました!ああ、なるほど、アナのエルサへの愛だったか!あと、クリストフのアナへの恋心は文字で読むとちょっと切なかった。また映画観たくなります。もう二回も見に行ったんですが(笑)2014/04/24
鳩子
17
映画にどハマりして購入。映画では描ききれなかった細かい心情やキャラクターの背景などが書かれていてなかなか面白い。特に、アナがエルサに対してどんなわだかまりを抱いていたのか、幼少期のクリストフの境遇などについて読めたのがよかった。この物語は城に閉じこもって育った姉妹がそれぞれに孤独を抱えていて、全く違った形でそれが表面化してトラブルに発展していくところが肝だな〜。映画の話になるけど、この物語に至るまでにディズニーが長編アニメの話づくりにおいてどんな試行錯誤を繰り返したか知っていると、より楽しめると思う。2014/05/12
Keystone
15
映画のノベライズ。小4の娘にせがまれて購入。映画そのまんまでした。あとがきに「キレやすいエルサ」とあって笑いました。引きこもりのお姉さんが大暴れの話ですもんね。2014/07/19
えくぼパンダ
14
いまや「ありの~ままで~♪」が聴こえない日が無いくらいディズニーの「アナと雪の女王」が取り上げられているので映画を観に行こうか悩んでいたところ、本屋さんで小説版を発見。照れながら購入。ストーリーは知りませんでしたが、ディズニーのいつもの「王子様とお姫様の物語」かと思っておりました。しかし、いい意味で裏切られ読み始めると一気に引き込まれ大変面白く読み終えました。映画も見たいと思いました。読みながらも頭の中で「Let It Go♪」が何度も流れたましたが、私の若りし頃は「Let It Be♪」でした(笑)。2014/04/28
caizi
13
♪レリゴーレリゴー♪と息子の歌声が毎日のように響いている。歌声をバックに映画のシーンを思い浮かべながら読み進めた。いつもは言葉から自分の創造。今回は反対。本に出てくる言葉が映画のシーンにマッチしてもう一度観たような気分だ。またあとがきより、この物語の奥深さを知ることができた。ラストに字幕版の映画が見たいなぁ。2014/06/22
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