出版社内容情報
「守成の時代」、組織を活性化するために、トップはいかにあるべきか。古来の＂リーダー学＂の教科書「貞観政要」に新しい光をあてる
内容説明
「守成」の時代にいかに組織を活性化するか。リーダー学の教科書から読み解く民主主義時代の「帝王学」。
目次
帝王学―〔貞観政要〕の読み方（いま、なぜ『貞観政要』なのか；「兼聴」―情報を吸い上げる ほか）
指導力―〔宋名臣言行録〕の読み方（いま、なぜ『宋名臣言行録』なのか；宋の創業時代 ほか）
参謀学―〔孫子〕の読み方（いま、なぜ『孫子』なのか；計篇―的確な見通しの立て方 ほか）
対談―名伯楽の条件（駒田信二；山本七平）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DEAN SAITO@１年１００冊
7
座右の書としたくなり、これを読んだ後すぐに文庫版「帝王学」を買った。2022/05/07
miyatatsu
6
題名にひかれて読破。中国古典を題材にしてリーダーの心構えを学ぶ事ができます。非常に古い本ではありますが読みにくいことはあまりなく、とても面白く勉強になりました。また時を置いて読み返したいです。2019/07/14
eirianda
4
策を練るのが嫌いなわたし。それに日本の歴史が不得意なわたし。おまけにリーダーとしての素養がないわたし。それなのに『帝王学』を読むとは……。経営者とはどんな人かを知りたく読み始めた。『貞観政要』の読み方、は結構面白かったが、『宗名臣言行録』に至っては流し読み、『孫子』は面白かったけど、まさに自分がなぜこれを読んでいるのか疑問に思うに至った。これを乗り越えれば、人間の幅が出てくるものだろうか……？2015/05/01
KAZOO
3
ちょっと題名が?という感じがするのですが、この中におさめられた作品は中国関連の古典を読み解いたものです。山本さんは、キリスト教関連から日本人論までさらにこのような分野までということで、本当に読み巧者なのだと感じています。三つの作品もそうなのですが、後の対談や解説もかなり参考になります。2013/05/15
snow
2
貞観政要を知るために読んでみましたが、大東亜戦争や戦国時代なども考察が書かれていておもしろかった。漢文の引用が完全に理解はできなかったけど、よみごたえがあった。しばらくしたらまた読み返したい。2021/12/26
