内容説明
「覚悟はありますか?私を受け入れれば、もう後戻りはできない。あなたは一生、私のものです」。建築家の遠藤翔太は、縁もゆかりもない、美貌の風水師に台湾で出会う。その助言で一国をも動かすと言われる高名な風水師・劉は、ある一件以来、遠藤のことが気に入ったようで、いつの間にか同じマンションに越して来て、遠藤の近くにいるようになった。しかし劉は、アジアの国々はおろか、世界中の裏組織がその身を囲いたがっている類稀なる存在で―。劉が唯一、気を許している遠藤は、裏組織の恰好の餌食となってしまい…!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nono
21
BL。再読。シリーズ第12弾。風水師の劉と建築家の遠藤編の続き。頑なに香港へ帰ることを拒む劉を気遣う遠藤、それにしても会話よりエチの方が多そうなカップル^^このシリーズ、受が餌にされて攻が助けに来るパターン多し。今回は50人以上なぎ倒した劉、流石です^^小さな楽しみを共に過ごせる相手が見つかった二人、絆の強さを感じたお話でした。2018/02/06
那義乱丸
19
先生の話をほとんど忘れ去ってたけどだいたいの流れがわかるように書かれているし先生と遠藤の関係性については覚えていたので特に問題なく。このお話を読んでもやはり先生にとってティエンという存在は絶対であり唯一だったんだと感じた。ティエンに関すること以外は自分のことすらも無に等しいというか。感情の欠落もそこから来ているんだろうなと。それを変えたのが遠藤なんだとしみじみ。でもこの二人はまだまだこれからですね。ところで遠藤は高柳が先生の話にあったティエンの『彼』とは気づいてないよね?先生とティエンの再会が楽しみ♪2013/06/18
まふぃん
13
先生が報われてきたお話。人間らしく感情が少しずつ表れてきて良かった!2015/10/02
ミル婆
12
個人的には受け希望だった先生だが、長髪美人攻めも好物なので美味しくいただく。前巻もあったような気がする浮世離れした姫を連れ回す台北の休日。感情表現の乏しい先生がティエンと高柳に例えながら、自らの心情を解明する様子が微笑ましい。お約束の拉致監禁はおまけ程度。ティエンとの再会が楽しみ。2013/06/08
ルーリィ
12
物足りない~何が物足りないかというと事件解決があっさりしすぎ。先生は強いのかもしれないけれど、それにしたって簡単じゃないかしら?犯人も簡単には行かない相手だって知っていたはずなのに安易な場所に監禁してるし。大好きなシリーズなんですけど、今回は先生にイラっとする。ちゃんと自分の気持ちが出来上がって言葉にも乗せているのに「愛しているか分かりません」?認めなさいよー(笑)次回は香港での再会なのかな。2013/06/04
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