内容説明
1885年オスマン帝国。コンスタンティノープルへ従兄夫妻を訪ねたサラは、西洋文化に興味を抱くスルタンの娘が英語の教師を探していることを知る。ハレムでの生活に興味のあったサラは家庭教師となり、宮殿内での生活を楽しんでいた。ところがある日、パーティで出逢ったオスマン帝国の総督、カーリドから熱い視線をそそがれ、彼女もまたその美しさに目を奪われる。部屋に戻るとカーリドから贈り物とコーヒーが届いていたが、口にしたとたん、意識を失ってしまう―。目が覚めるとサラはカーリドが住まう宮殿にいた。「きみを買い取った。きっと私の虜にしてみせる」と自信たっぷりに言い放つカーリドに、サラはこんな風に自由を奪われて好きになるはずがないと反発するが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
日夏
17
こんな爽快なシークもの初めて(『東京スーパーシーク様』除く)!シークものっていうと部族間の争いや宗教・習慣の違いでH/Hこじれるだのでなかなかハードなイメージ(その分HOT)なんだけど、今作シークは横暴じゃなしメロメロだしすごく鷹揚なのね。なのにヒロインがツンで、結婚式までこぎ着けながら彼女は去る。勿論彼は跡を追うけどあと一歩ですれ違いの連続。彼は一般人扱いで追いかけてるから既にボロボロw和解のシーンも明るくて、未来を語り合う二人が輝いてる。「命尽きるまで毎日言おう、愛している」。もうキュン死♪ 2018/10/28
romance_holic
2
「自分が法律」という傲慢なヒーローが支配する異国情緒あふれるハーレムにアメリカ人のヒロインが攫われてきてしまうというスリリングな展開から物語りは始まります。 とんでもない状況に放り込まれてとまどうヒロインですが、一方でロマンス色を打ち消すような過分な残酷さもなく、恋のライバルや嫉妬、逃亡などストーリーもメリハリもあり、特に思い入れをもてるキャラクターもいなかったですが、読みやすくて最後まで一気に読んでしまいました。 シークものが好き!という方には楽しめる要素多数だと思います♪2012/12/23
ばんび
1
普通かなぁ。王道のロマンスだけど、ちょっとグダグダ。2016/04/24
alice_crystal
1
当時の認識はわかりませんが、うまうまとハーレムに入っていくヒロイン大胆…(笑) 命を助けて助けられてお互い様? 結ばれるのか?と思わせて拍子抜けが何回もあって笑いました~ 最後も見事にすっぽかされたヒーローが哀れだったり。 てっきりおばさん宅への訪問をしつこく勧めるジェームズに何かあるのかと思わされましたが、何もなかったんですね~あはは。縁結びを期待しちゃいましたよ。2013/02/18
ピピピ☆
1
ハーレム系は初めて読みましたが、思ったよりhotな場面もなく(あるにはありますが…)サクサク読了しました。2012/12/12
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