内容説明
著者ファンキーの日常生活に現れる様々な怪異や恐怖。その怪異があまりに日常的なのでときには涙や笑いも誘うが、雑多で猥雑な舞台に登場する恐怖は現実の鎖であなたを縛り心臓を締め付け、底なしの奈落に転落させるかもしれない！指輪に憑りついた怪異「呪いのターコイズ」、平成７年の阪神大震災にまつわる実話「あの日…」、経営するゲームセンターを襲う恐怖「ゲーム機」、友人Ｔが体験した母親の変貌「姑との“縁”」など、３５話収録。
目次
子供用プールと水死体
転ぶトイレの怪
財布
呪いのターコイズ
ゲーム機
くるり
北の倉庫
ファミレス奇譚
ドラム缶
姑との“縁”〔ほか〕
著者等紹介
ファンキー中村［ファンキーナカムラ］
昭和３９年１月６日北海道生まれ。８０年代、Ｄｉｓｃｏの職業ＤＪを経て、ＤａｎｃｅＭｕｓｉｃ系のＲｅｍｉｘｅｒを歴任。近年では公式カーレースのＭＣ、日本全国を股にかけたライブ活動、その他テレビ・ラジオ等各種メディアへの露出多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ネムコ
29
怖い話の本ではあるんだけど、それより作者の職業遍歴がスゴかった。ゲーム喫茶のオーナー、建物解体業者、車のカメラマン‥‥バブル期の雰囲気があり、知り合いにも変人が多く、いろんな角度から楽しめた。2020/10/17
ラルル
14
普段はネトラジで聞き慣れたファンキー中村さんの怪談の活字版。あの語り口の巧みを文章にするのはちょっと難しいのかも。雰囲気は出ていますが、耳で聴いた時の恐怖はやはり無いですね。悪くは無いですがやっぱラジオの方がいいなー2013/06/18
Spok
6
どれも怖い！短く核心だけを突きつけてくるからゾッとする。梟の森、たみさん、クーペに見る白昼夢は特に怖かった。2015/07/07
澤水月
6
様々な職歴をもち様々な場所に住んだり訪れたりした著者、内容がバラエティーに富み面白い。阪神大震災にまつわる話と遠野にまつわる話がよかった2012/12/28
ぐずぐず
5
言葉遣いの明らかな間違いが多々有り、その都度醒めた。お話自体も、ありきたりの怪談を小器用にアレンジしただけという感じ。この著者の本はもう読まないな。2013/05/22
