内容説明
芝二郎・四十歳の「ニート魂」は今も健在。ペットショップでのアルバイトも続けていたが、思うところあって一人暮らしの家から二郎は「家出」を試みる。一郎を連れた二郎が行き先として選んだのは、親戚で友人でもある陽介が住む島。なんだか元気のない手紙を送ってきた陽介を驚かせてやろうと、自分たちが向かうのを知らせることなく島へと降り立ったのだった。しかし目当ての陽介も彼の飼い犬の三郎も行方不明。圏外表示のスマホを握り締めて途方にくれる二郎が出会ったのは妙な地蔵を売り歩く老婆に、一郎を「三郎様」と崇める村長候補。そして元占有屋の治郎丸との意外な再会。一郎と二郎は島の村長選挙に巻き込まれながら陽介を探し続けるが…。
著者等紹介
永森裕二[ナガモリユウジ]
1968年生まれ。愛知県出身。AMGエンタテインメントにて邦画製作担当プロデューサーとして現在までに映画・テレビの製作・原案・脚本を80作以上手がける
大月小夜[オオツキサヨ]
千葉県出身。アミューズメントメディア総合学院ノベルス学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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