感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ともかず
53
アカギは言った。「俺は偏っているっ…！」と。女や酒、友人家族は人生の休憩でしかないというアカギの価値観には、私も含め大抵の人は共感できないだろう。それでもアカギの言葉に痺れ、こうなりたいと考えてしまうのは、本来ヒトは自分本位で、自分に偏って生きたいからなのかもしれない。涯のセリフを思い出した。「自由とは自分に由ることだっ…！」自分に由ったアカギの生きざまに憧れる。2016/04/10
ナギ
40
もう何十回も読んでるがそういえば読書登録はしていなかった。私にとっては聖書のような16巻～18巻だけど、生きることと死ぬことの原点のようなものを感じさせられる通夜編。人生に迷った時に読みたい三冊です。2022/11/21
山田太郎
22
なんかタネがあると思ったらそうでなく単に勘が鋭いということかなと。原田も止めにきてるのは偉いというかいい人だなと。 2018/08/27
GELC
4
成功(財産、名声、地位など)は人生の本質ではない。もちろん目指すべきだが、積みすぎて身動きできなくなるのも困る。原田ほどのレベルで無いにしろ、多かれ少なかれ縛られていることを自覚することが大切。2022/08/06
七
2
赤木との面談後の僧我の台詞「赤木は…確かに大変な天才だが…同時に社会生活を送る者としては破綻者でもあったんや…！普通には生きていけない男……！唯一……ヤツは……あの能力だけを頼りにここまで生き延びてきた…！だから…それを失ったら……もう死ぬしかない……！」トップアスリートのような、自分の能力を頼りに勝負の世界に身を投じてきた者は、こうした苦悩を持っているのかもしれません。「新たな能力を身に着けて生き直すか、高みのまま死ぬか」後者を選択することは許されるのでしょうか。
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