内容説明
1819年、イギリス。おじから遺産相続する地所へと馬を走らせていたナッシュは落馬し、気を失ってしまう。重傷を負った彼を助けたのは近くで5人のきょうだいたちと暮らす貧しく美しい娘、マディだった。その献身的な看病のおかげでナッシュは意識を取り戻すが、目覚めた時、自分が何者であるかの記憶を失っていた。ナッシュは戸惑いつつも一家のやさしさに触れ、マディの魅力に惹きつけられていく。しかしある日、地所の差配人がマディたちに立ち退きを迫る際に口にした名前が、彼の記憶を呼び覚ました。ナッシュはイギリスの外交官であり、マディたちの住むまさにその地所を相続するためにロシアから一時帰国したこと…そして伯爵の息子である自分と身分違いのマディとは結婚できないことを―。運命的な出逢いをしたふたりの愛の行方は?―。
著者等紹介
グレイシー,アン[グレイシー,アン][Gracie,Anne]
オーストラリア生まれ、メルボルン在住。英語教師、カウンセラーの職を経てロマンス小説家となる。ヒストリカル・ロマンスを数多く発表しており、“デビル・ライダーズ”シリーズや“麗しのメリデュー姉妹”シリーズなど、邦訳も多い
細田利江子[ホソダリエコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
24
あらあら意外、第4弾はルークでなく、なんといじめっこ兄ちゃんズ(後悔しているとはいえ、子供時代の回想では完全に悪役)次男じゃないですか。優秀な外交官という設定のこの男子、主人公女子への初登場が彼女の弟が作った遊び場で馬をずっこけさせ落馬、頭を打って記憶喪失になる…という、はっきりいって大笑いなもの。ミツバチを愛している私ですもの(養蜂やってます)、あっというまに彼女が大好きに。たくさんの腹違いの弟妹を抱える貧乏暮らしの女子が堂々と胸を張って彼の人生に入り込んで尊敬されていく過程が楽しいロマンスでした。2016/03/06
Teruji Shinozaki
8
面白い。 そしてシリーズ中では、ヒロインの悲劇度は軽め。2013/02/06
kyara
8
デビルライダーシリーズの関連作。1作目は読んだハズ。余り良い印象は持ってなかったような気がするも記憶はおぼろ・・・そんなことは関係なくとっても良かった!!これ1作だけでも十分満足できると思います。翻訳が良いのかな?ヒロインはけなげで芯が強くしかも現実的な考え方が出来る。ヒーローも身分の差を認識していて葛藤しつつも傍から見ると愛情が見え見えなところが良い感じ(^。^)ヒロインの兄弟姉妹に優しい所が萌える!私としてはヒーロー兄マーカスのお話が読みたい。ハリーの話も読んでみるかな・・・2012/02/14
Mrs.涼子
8
面白かったぁ。相変わらず泣かせて笑わせる。ヒロインが逞しくて可愛らしい。続編刊行してくれたラズベリーに大拍手!次作もよろしくm(._.)m2012/01/13
みぃ
6
★★★★☆ 新刊が面白かったので読んでみました。こちらも面白かった!記憶喪失モノってどうだろ~?と思ってましたが、とってもよかったです。ヒーローの気持ちは、本人以外気づいてて笑ってしまった(笑)2013/12/08
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