ラズベリーブックス
ささげられた夜の乙女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812448021
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1817年、ロンドン。紳士クラブの一室に集まった放蕩者たちは、ひょんなことからそれぞれが最高の女性の物語を話すことになった。はじめに語るのはグレイソン伯爵ロバート―。8年前、友人の王子がいる異国へ招かれたロバートは、皇帝からあるものを贈りたいと言われる。なんとその“贈り物”とはイギリス人公爵令嬢シーリアだった…。異国で囚われの身となったシーリアはロバートが申し出を断ったり不満を示せば、役に立たないものとして殺されてしまう。逆に彼女が毎晩彼を悦ばせることができれば母国に連れ帰れるかもしれないと聞かされたロバートは、驚きながらも“贈り物”を受け取る決意をする。一方、おびえながらロバートと対面したシーリアだったが、彼に導かれ、悦びを知る。そして、客人を満足させた褒美として、シーリアには皇帝から毎日真珠が与えられる。夜を重ね、密やかに愛を深めていくうち、いつしかシーリアの手元には首飾りを作れるほどの真珠が―。放蕩貴族たちが愛に目ざめた物語を語る“アブサン・クラブ”シリーズ開幕!(表題作ほか2篇収録)。

著者等紹介

ワイルズ,エマ[ワイルズ,エマ][Wildes,Emma]
アメリカ、ミネソタ州生まれ。リージェンシー・ロマンスを中心にeブック(電子書籍)形式で20作以上を発表、No.1ベストセラーを連発する。2005年度ウィスコンシンRWAヒストリカル・ロマンス賞、2006年度Lories賞、2007年度Eppie最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。現在はインディアナ州で夫と3人の子どもと一緒に暮らしている

大須賀典子[オオスガノリコ]
1969年神奈川県生まれ、香港育ち。雑誌編集者を経て英米文学翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

縁側

8
貴族文化華やかかりし頃の英国の高級紳士クラブにて。地位も名誉も財産もある紳士方が経験したという華やかなロマンスを告白していく。・・・となると、源氏物語のとあるシーンと設定は同じ。と、横道逸れたが、本作品の紳士方のロマンスは、さすがこの分野(エロティック・ヒストリカル・ロマンス分野)の大人気作家エマ・ワイルズ。スケールも大きく、読者を飽きさせず、ロマンスをちりばめ、何より面白い!この一言に尽きる。2019/08/20

すっちゃん

8
⭐️⭐️⭐️ 短編3編。妻との馴れ初め物語。いずれも事情は異なるが、体の関係が先で心が後からついてくる。結局どれも妻にメロメロになるヒーロー達。タイプが異なるので、サクッと読める。笑えるのは、二作目の叔母が、部屋に現れる火の玉が、読書に助かるって言う所。表紙の真珠の数多いなぁ。2018/02/11

kyara

5
短編3作。1作目、余りのHotな描写に腰が引ける。ほんとにエマ・ワイルズ??カバーを外してみたらスカーレットだった・・・2作目、Hotな幽霊譚(笑)3作目、これが一番良かった、て言うかこれだけで良かった。2012/01/15

まめもち

4
アブサン・クラブシリーズ1。妻との馴れ初めをノロケまくるお話し。1作目がハーレムにさらわれた公爵令嬢。ご主人様を満足させ、イギリスに連れ帰ってもらえるために奉仕する。エロいんだけど一番好き。2作目は幽霊退治。3作目は酔った勢いで親友の妹に手を出しちゃう。2015/12/01

夜の女王

2
☆☆☆ 王道ロマンス3編。だらだら長い定番ストーリーより、このくらいの方がメリハリがあって読後感がすっきり。2012/10/08

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