内容説明
1816年、ロンドン。裕福な家を飛び出し、子供たちにピアノを教えて生計を立てていたグウィンの元に、匿名の相手からかなりの額の財産を譲りたいという申し出が舞い込んだ。ある事情から、のどから手が出るほど欲しいお金だったが、問題がひとつ。財産の管理を、初恋の人であるいとこのジェイソンに任せることという条件がついていたのだった。彼とのつらい思い出を抱えるグウィンは申し出を受けるべきか思い悩む。ところがある夜、主催者の手違いでいかがわしいパーティにピアノ奏者として呼ばれたグウィンは、助けようとしたジェイソンと口づけを交わしてしまう。それは封じたはずの愛が燃えあがるようなキスだった…。さらに同じ夜、その屋敷内で殺人事件が起こり、グウィンはジェイソンとともにある肖像画を巡る事件に巻き込まれていく。肖像画に秘められた謎とは?そしてふたりの二度目の恋物語の行方は―。人気作家のロマンティック・ヒストリカル・サスペンス。
著者等紹介
ソーントン,エリザベス[ソーントン,エリザベス][Thornton,Elizabeth]
スコットランドのアバディーン生まれ。夫と幼い息子たちとともにカナダのウィニペグに移住したのち、幼稚園教員などを経て、長老教会に勤務しながらロマンス小説の執筆を開始。1987年にBluestocking Brideでデビューし、2年後には教会を退職してフルタイムの作家となる。これまでに、7編がRITA賞にノミネートされる
細田利江子[ホソダリエコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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