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竹書房文庫
「超」怖い話 怪災

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812443453
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

長編実録怪奇譚。重く、息詰まる実話怪談。

目次

天の檻
蝶子さんのこと
制作の現場から
真下の恋
告白

著者等紹介

久田樹生[ヒサダタツキ]
1972年九州生まれ。超‐1/2006年大会1位入賞。2007年『「超」怖い話怪歴』で衝撃の単著デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

131
超怖い話「怪災」ですが一字変えると「ハイサイおじさん」になりますね。自分でも下らないと思いながら書かずにいられない私をお許しくださいね。『天の檻』春の雨は身体に毒という体質に生まれたヒロインは家族が代々「テンのカミサマ」から呪われ嫁いでも離婚の運命を辿るがいつか幸せが来ると信じ明日を見つめて生きる。『制作の現場から』撮影スタジオで起きる怪異の数々。忙しくてスタジオ泊りになった監督が夜中に金縛りになり怒って幽霊に罵声を浴びせ「出て来んかいワレ!」と毒づくと「いいんだな」と耳元で囁かれ必死で謝って難を逃れる。2020/05/24

ゆみきーにゃ

56
《購入》表紙が嫌!!体験者ごとに話をまとめた実話怪談。読みにくいと感じたのはあたしだけ?2017/06/26

HANA

5
実話怪談には珍しく連作短編形式を取っているが、そのために正直微妙な作品も取り入れなければならなかったのではないか。あとその形式を守るため因果というシステムを採用しているが、正直言って実話怪談の中では因果というのは怖くないのである。その事は恐らく目玉である「告白」より「製作の現場から」の方が面白いことで、図らずも証明してしまっている。形式自体は面白いので、もっと内容を吟味して欲しかった。2010/11/02

真魚八重子

4
「告白」ヤバイわ……。親子三代にわたる「百年の孤独」の系譜。祟りの源になるのは後ろ暗い過去のため、呪いが子々孫々に移っても理由が子孫にはもはやわからないことが、得体の知れぬ現象に凄みを与える。読者にとっても、この怪談で現れる霊現象が、なんの怨念かわからないゆえの気持ち悪さがある。時間軸の交錯も緻密で、小説としても秀逸。2012/02/25

パブロ

3
最初の怪談で、「おぉ、こういう作風できたか〜」と思わせてくれたんですけれど、後はうにゃうにゃうにゃ…。なんだか、迷走しているって感じ。すべてにまとまりがなくて、怖さも足りない。未だに続いている、そして何が原因で恐怖に襲われているのか分からないという怪談は、もっと突っ込んで書いてくれないと、怖さが伝わってこないんです。何もかもがすべて曖昧で、不条理だからこそ読んでいる私も背筋が凍るというのは、やっぱり書く人の力量が問われます。2010/11/02

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