内容説明
「虚空に向かって猫が啼く」「幽刻記」「怖イ話」につづく西浦和也の大好評・現代百物語シリーズ第4弾。「百の怪談を語り終えると本物の怪が現れる」とされてきた日本の伝統的な百物語が“四度”甦る。我々の日常のなかにありながら普段は影を潜め、何かのきっかけで現れる“怪異”と“禁忌”たち…。著者が取材旅行をするなかで見聞きした、全国に散らばる恐怖体験の数々を収録した。訳あってここまで封印してきた“禁忌”がついに世に放たれる。血の連鎖を招く“厭ナ話”を中心にお届けするリアルホラー、すべて読み終えたとき今回は何が起こるのか…?老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人が蒐集した100の実録恐怖譚。
目次
第1章 猫が啼く
第2章 襖
第3章 手作り石鹸
第4章 夜行バス
第5章 ノリカ
第6章 序破Q
第7章 ツンデレ・ヤンデレ
第8章 下町怪談
第9章 おれらは行った。
最終章 黄色いゴムボール
著者等紹介
西浦和也[ニシウラワ]
怪談蒐集家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。十数年前、勤務していた警備会社で怪異を体験し、それを切っ掛けに怪談の蒐集を始める。取材協力及び、トークライブを行う傍ら、自ら怪談書籍の企画も手がける。「怖い噂」(ミリオン出版刊)などにレギュラー・ライターとして、取材記を執筆中。2007年、「虚空に向かって猫が啼く―百奇蒐集録―」で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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