竹書房文庫
厭ナ話―現代百物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812442234
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

「虚空に向かって猫が啼く」「幽刻記」「怖イ話」につづく西浦和也の大好評・現代百物語シリーズ第4弾。「百の怪談を語り終えると本物の怪が現れる」とされてきた日本の伝統的な百物語が“四度”甦る。我々の日常のなかにありながら普段は影を潜め、何かのきっかけで現れる“怪異”と“禁忌”たち…。著者が取材旅行をするなかで見聞きした、全国に散らばる恐怖体験の数々を収録した。訳あってここまで封印してきた“禁忌”がついに世に放たれる。血の連鎖を招く“厭ナ話”を中心にお届けするリアルホラー、すべて読み終えたとき今回は何が起こるのか…?老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人が蒐集した100の実録恐怖譚。

目次

第1章 猫が啼く
第2章 襖
第3章 手作り石鹸
第4章 夜行バス
第5章 ノリカ
第6章 序破Q
第7章 ツンデレ・ヤンデレ
第8章 下町怪談
第9章 おれらは行った。
最終章 黄色いゴムボール

著者等紹介

西浦和也[ニシウラワ]
怪談蒐集家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。十数年前、勤務していた警備会社で怪異を体験し、それを切っ掛けに怪談の蒐集を始める。取材協力及び、トークライブを行う傍ら、自ら怪談書籍の企画も手がける。「怖い噂」(ミリオン出版刊)などにレギュラー・ライターとして、取材記を執筆中。2007年、「虚空に向かって猫が啼く―百奇蒐集録―」で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

202
西浦和也(にしうらわ)さんの百物語シリーズは一つだけ気になるのが物語の終わりがやや味気なかったり素っ気なかったり最終頁の余白がやけに長かったりする事ですが、でもまあ余韻を残さずにあっさりと怪異と決別できるのもそれはそれでいい事かも知れませんね。今回は短い話を3つぐらい紹介できたらいいなと思いますね。『サクラサク』塾の講師をしている水原さんは受験生の合否が桜の花の映像で見える特技を持っていた。彼女は桜が咲いているか散っているかで志望校のアドバイスをしていたが最近久し振りに来年受験を控えている従姉妹と会った。2021/02/21

澤水月

6
厭なのは最終章くらい? そしてそれはスナッフを巡る典型的都市伝説フォーマット+リング+仄暗い(略)+四谷(略)…。でも20年前のホラーマニアにあった雰囲気がよく再現されてた、同じくマニア怪談の序破Qも良い。初めと終わりの誤植地獄は何事? さておきスナッフの話題になると15年以上前にマニア間で話題になったドイツのリアル人体損壊映像を思い出し嫌な気持ちになる…2010/07/16

HANA

6
怪談というより妙な話というのがふさわしいようなものが大量に収められている。不思議な話は面白いことは面白いが、これで恐がれるかというと少し違うような気がする。「黄色いゴムボール」はよかったが、ビデオの内容を最後まで明らかにしない方が良かったと思う。でもコレってどう見てもリン・・・2010/07/03

王天上

4
武田ナイス・ピッチング!「黄色いゴムボール」が良かった。2015/10/25

みーすけ

4
(夏のホラー祭り中)最後の数編が確かに「厭」な話し2013/08/31

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