内容説明
ウルヴェレスト公爵家が、ヨークシャーの城に7人の令嬢たちを招き、2週間後の舞踏会で花嫁を決定すると発表した。だが公爵であるガブリエルに結婚の意志はなく、爵位存続のため弟トリスタンの花嫁を選ぶことに。結婚願望がない令嬢マデリンも候補の1人になり、当然のように断るが、放蕩者のトリスタンに恋する親友も招待されてしまったために、彼女を守ろうとしぶしぶ参加することにする。ところが公爵その人と知らずにガブリエルと出会ってしまったことから思わぬ恋心が生まれて…。太陽のような令嬢と傲慢な公爵の突然のロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばん
10
貴族の令嬢としては型破りな行動をしてばかりいるヒロインと、真面目な公爵ヒーロー。惹かれ合っていくのが自然でよかった。ラストの行動といい何かと男前なヒーローだった。素敵だ~。そんなヒーローの弟にはイライラさせられた。彼がメインの話もあるみたいなので何を考えてるのか気になる。2016/09/02
縁側
6
頑張って読み通してみたけれど、面白さがよく掴めなかった。翻訳の問題なのか?ヒロインの内面の魅力も伝わらず。脇役の人物設定も、継母と公爵の弟と妹以外は人となりが全然伝わって来ず。次作の評価が高そうなので、期待。2019/02/04
たまきら
4
わあ、好みじゃないのにこの女の子気になるなあ…。ハイッ!今まであなたがどんなにプレイボーイだったとしても、どんなに堅物だったとしても、特定の女の子が気になった時点でハイッおしまい!いや~女子かわいすぎ。実は第2弾を先に読んでしまったんですが、もうこちらのカップルのかわいいことかわいいこと。正直こちらより2弾が好きです。でも、かわいいお話ですよ。2014/12/08
ネフェルティア
3
再読。面白かった〜。自分は絶対結婚しないと公言しているウォルヴェレスト公爵ガブリエルは陰があって冷静沈着で大人の男性、それに対して弟のロード・トリスタンは明るく華やかで、軽率だけど彼がいるところは文字通りの華やかさ。対照的な兄弟だからこそ、ガブリエルの大人の魅力が際立っていた。その冷静沈着なガブリエルがマデリンに惹かれ、マデリンもまた公爵と知らずに出会ったガブリエルに最初から心惹かれる姿が面白かった。次作ヒーローのロスベリー伯爵も危険な男の匂いを発散させて登場したのも面白かった。2013/02/24
romance_holic
2
愛のない結婚を目指さず、ドジだけれど前向きに生きているヒロイン。好感度高かったです。傲慢な公爵の思惑を天然のボケ?でするりするりとすり抜け、意地の悪い予想を裏切り、かたいガードのなかにいつのまにか滑り込んでいました。読後感のよい、楽しいロマンス♪ 2010/01/17