内容説明
「革新的な技術で、性とオナニーの未来を切り開く」を標榜し、アダルトグッズに革命を起こしたメーカー、TENGA。「マスターベーションを解放した会社」をテーマに、その創業精神から、理念、歴史などを通して、芸人や俳優がテレビ、ラジオ、雑誌で取り上げるなど、社会現象になったといっても過言ではない「TENGA現象」の数々をルポの形で紐解く書―。使用法などを含めたカラーカタログを併録。
目次
プロローグ 一般プロダクトとしてのアダルトグッズ
第1章 革新的なアイデアの数々―アンダーグラウンドをメインストリームへ
第2章 革命前夜―TENGA設立までの道のり
第3章 一般性の獲得―各界からの熱いリアクション
第4章 思想と哲学―製品開発に込められた発想と技術
第5章 世代も性別も超えて―ユーザーとのコミュニケーション
第6章 会社の持つ磁力―オナニーに真正面から取り組む人々
第7章 熱意と願い―他分野への波及とグローバルな広がり
エピローグ 世界平和の一翼を担うために
ALL PRODUCTS(テンガ完全カタログ)
TENGA ITEM MAP
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はすのこ
5
まずタイトルからして面白い。ネタ本として一流。2016/04/24
zen1ro
4
モノづくり 真摯な姿勢を 見習いたい2011/03/06
豊中 平八郎
2
WEB本の雑誌に載っている杉江松恋の書評につられて読んだのだが、面白かった!グッドデザイン賞の話も良かったし、何より商品開発話としてその精密さに引き込まれた。人によっては、なかなか敷居の高い題材かもしれないけど、純粋に、冗談抜きでよくできた本です。いや、本当に!2011/02/24
韓信
1
今年は誕生10周年ということで、プレミアムテンガの発売やテンガマンの登場など様々なイベントで話題を提供してくれたテンガ。そのオフィシャルブックということで、ネタで手を出したのだが、株式会社典雅の創業と挑戦に迫るルポであり、代表の松本光一のビジネス観に注目すればビジネス書としても読める、非常にまっとうな本だった。アングラなアダルトグッズ界に一般のプロダクトの方法論を持ち込むことによる一般性とブランドの確立、ユーザーとのコミュニケーションや障害者のセクシュアリティ支援など多方面な活動にも言及し読み応えがある。2015/12/21
真塚なつき(マンガ以外)
1
俺も早くTENGA買ってこなくちゃ!なファンブック。開発に込められたガンダムとスーパーカーへの情熱、自動車整備士時代の経験と技術。社会へ大きなインパクトを与え、切り拓いたのは想像以上に広大なフロンティア。そして全モデル総レビュー。ただただ男性器に快感を与えるためのマシンとしてチューンされてきたTENGAは、それまでの女性器の模倣としてのオナホではない新しい発明。高齢者や障害者のオナニーに寄与したというのも目から鱗。開発秘話だけでなく、創業一代記、啓発書といったビジネス読み物としても楽しく読める。熱い。 2012/12/13
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