内容説明
「あなたこそ、わたしの妻にしたい女性です」田舎の男爵令嬢リリアナは目を見はった。侯爵家の長男で幼い頃から憧れていた放蕩者、エイドリアンがプロポーズしてきたのだ。これまで求婚を匂わせていたのは次男のベネディクトのほうなのに、なぜ？混乱しつつも、はしばみ色の瞳を見つめると、彼女の夢である自由に生きる未来を信じられる気がした。しかし、やがて始まった結婚生活は悲惨だった。エイドリアンが結婚したのは彼を勘当した父親と、相続権を横取りした弟への復讐のためだったのだ。夫の無関心に打ちのめさせるリリアナ。だがそこで彼女がとった行動は、夫が唯一ほめたゆたかな金髪をばっさり切ること…！明るく負けん気の強い花嫁と放蕩者の恋。
著者等紹介
ロンドン，ジュリア［ロンドン，ジュリア］［Ｌｏｎｄｏｎ，Ｊｕｌｉａ］
アメリカ、テキサス州オースティン在住。「ＵＳＡトゥデイ」のベストセラーリストにたびたび登場する人気作家
阿尾正子［アオマサコ］
横浜出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
24
悪名高い放蕩者4人。仲間の1人がくだらない決闘の末命を落とし（殺した相手はいとこで放蕩仲間のリーダー格で本書の主人公）、命は永遠でないことに気づいた男子たち。リーダー男子の父・弟へのリベンジに利用される妻（元々彼にあこがれていたので、口説くのは簡単でした）～いえいえ、そう簡単には利用されません彼女！展開が遅く、遅々として進まない部分もあるんですが、結構面白かった。続きはどうなるのかな？2016/10/05
Momonga
7
★★★★★2017/01/20
ぽこ
6
本当につらい時や落ち込んでいる時に、助けてくれる人がいるのって素晴らしい。ヒーローは悲しい生い立ちを背負っていて、何度も裏切られてきた経験から人を信じられないのだけれど、だんだんと心を開いていく様子が良かったです。2014/06/12
ネフェルティア
5
とても面白くて夢中になって読んだ。ロンドンの華麗な社交界や舞踏会や華やかなドレスといったものが出てこない分、エイドリアンとリリアナの心情が深く掘りさげて書いてあって、それがすごく良かった。エイドリアンの孤独な環境や、従兄弟を亡くしてしまった苦悩、その上エイドリアンに降りかかる災難を2人が喧嘩したりぶつかりながら乗り越えていくのが良かった。前半はコミカルで、後半は疑心暗鬼、嫉妬、不安、悲しみ、怒りといった様々な負の感情が描かれていて、読み応えのある一冊だった。このシリーズの次も読みたい。2014/07/23
矢田ふみえ
3
紆余曲折。なんでこんなヒーローを大事に思うのか。まぁいいけどね。自由な生活をしたい。と描いた生活は、思う通りには、ならなかったけど。どうなんだろうね。2016/09/24
