内容説明
人間たちが地球を捨てて宇宙に去り、７００年もの時が流れた。生命が住めなくなり、巨大な廃墟と化した地球で動くものはただ独りだけ―ゴミ処理ロボットのウォーリーだ。来る日も来る日も人間たちの残したゴミを集め、圧縮し、積み上げる。７００年の間に、ウォーリーには人間の感情らしきものが生まれている。ある日、白くてピカピカの“天使”がウォーリーの前に舞い降りた。彼女の名はイヴ。人間たちが地球に派遣した最新鋭のロボットだ。オンボロの自分とは全く異なる美しいイヴに、ウォーリーは恋をする。不器用ながらも一生懸命に気を惹こうとするウォーリーにいつしか心なごまされるイヴ。ふたりの間に絆が芽生えかけた時、突然異変が起きる。イヴは停止状態になり、宇宙船に回収されてしまったのだ。ウォーリーは飛び立とうとする宇宙船に必死でしがみつくと、イヴを助けるために宇宙へ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
74
家族と映画視聴。西暦2805年、人間が住めないほど汚染された地球でゴミを処理し続けるWALL・E。唯一の友達はゴキブリのハル。地球に派遣された植物探索ロボEVEとの出会いに浮かれ、植物発見後に休止状態となったEVEに尽くす健気な姿、そして宇宙でのダンス。何度、見ても心が洗われる。妻のお気に入りのシーンは、EVEと出会う前に「ハロー・ドリー！」を踊るWALL・E。今回、初めて映画を観た娘は、WALL・EとEVEが宇宙船を逃げ回るシーンを必死で応援し、地球に帰還した時には安心して涙する。新しい思い出ができた。2024/09/29
MIYA
2
6年前の作品。ラブストーリーとしても面白いですが、文明の利器に甘んじた人間の愚かさも風刺していて、読了後は考えさせられます。改めてＳＦ作品の面白さに触れました。やっぱり、恋愛＋ＳＦの組み合わせは好きだなぁ。DVDを借りてこよう。2014年には3D映画でリバイバル上映するらしい。こっちも見てみたい。2013/12/14
