竹書房文庫
恐怖箱 蛇苺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812435168
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

実話オンリーの怪談コンテスト“超‐1”、その2007年度大会で異彩を放った3人の上位ランカーがいた。hydrogenこと深澤夜、空こと原田空、そしてつくね乱蔵である。ちょっと聞いたことがないような空恐ろしい話、珍奇で不気味な逸話をこれでもかというほど拾ってくる。今回その彼らがそれぞれの新ネタをひっさげ、最恐のアンソロジーを編むべく再集結してくれた。その結果はご覧のとおり―ピリッと薬味のきいた掌編から、胃の辺りがずっしりと重くなる暗鬱な長編まで、個性の際立つ傑作・怪作がずらりときた。“超‐1”をご存じの方もそうでない方も、実話怪談ファンならぜひともご一読願いたい。また将来の楽しみな怪談作家が誕生したことをお認めいただけることと思う。まずは至福のホラータイムをどうぞ。

目次

出刃
深夜のホームで
逃げろ!
逃げ女
ボール
椿
空糸
介抱
不夜城にて
がんばれマリーさん〔ほか〕

著者等紹介

深澤夜[フカサワヨル]
栃木県出身

原田空[ハラダソラ]
埼玉県出身

つくね乱蔵[ツクネランゾウ]
第2回プチぶんPetio賞受賞。福井県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hannahhannah

17
深澤夜、原田空、つくね乱蔵による実話オカルトホラー。「屁 二題」はバスタブの中で屁が止まらなくなる。ゴボゴボゴボゴボゴボッ!とまるでジャグジーやマグマのようだ。さらに受付嬢が部屋でぷぅぅぅぅぅっと軽快な音で屁をしたら天井から男の爆笑する声が。驚いて肛門が緩んで再びぷすっと放屁。また数人の高笑いが。フルハウスやフレンズなんかのシットコムかよ!?「足の臭い」は足が臭い幽霊が登場。結構、迷惑である。「マジシャン」は話者の去り際がクール。「虐家」と「緊急の場合には」と「残像」はシリアスで怖いオカルトホラーだった。2017/03/07

NAO

16
なんか割と軽い感じが多かった。でも実際起こったら怖いだろうなぁ。最後の話の原因が知りたい。2017/09/07

まゆまゆ

10
竹書房の怖い文庫にハマっておりまして? タイトルとカバーイラストを見て「いいねぇ」と思ったので手に取りました笑 以前読んだ「奇の穴」「呪の穴」の怖さとはちょっと色が違うと言いますか…なんともリアルで気味の悪い話が多かったように思います。特に「真っ白な茶碗」のオチは悲鳴をあげました…笑2019/01/22

ギタバリョー

5
超-1ランカーによる競作本。タイトルの絶妙なダサさが少々気になるが、何はともあれラスト二話の深澤夜である。「緊急の場合は」この話を読むためだけにこの本を買っても損はないと断言できるほどの意味不明さ。我妻俊樹の怪談が好きなら間違いなく嵌る。「残像」田舎の禁足地で起こりそうな理不尽な障りが、本当になんの変哲もない街中のオフィスビルで起こるというギャップが魅力。こんな祟り方は常人なら普通に発狂する。2018/07/03

鴻巣のす子

2
結構オチというか、理不尽で因果の分からない話が多いけれど実話怪談ってのはそういうものか。とくに虐家と残像の話の終わり方はモヤモヤするというか虐家は救われない話だなあ。2017/05/08

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