内容説明
モアランド公爵家の長子スティーブンは、ある日、森の中で何者かに襲われる。命を狙われたのはこれで二度目。死を覚悟したスティーブンだったが、目をさました時、隣にいたのは天使と見まがうばかりの娘―両親を亡くした後、幼い弟妹の面倒を一手に見るヘイリーだった。ヘイリーは気を失っているスティーブンを見つけ、家で介抱してくれたのだ。暗殺者の目を欺くため、家庭教師と身分を偽ったスティーブンは、ヘイリーの家で看護を受けるうち、彼女に惹かれるようになり、ヘイリーもまた彼に恋心を抱く。だが、スティーブンには怪我が治れば公爵の跡取りとしての責務が待っている。おまけにヘイリーにも、大きな秘密が…。すれ違う心がせつない、珠玉の恋物語。
著者等紹介
ダレサンドロ，ジャッキー［ダレサンドロ，ジャッキー］［Ｄ’Ａｌｅｓｓａｎｄｒｏ，Ｊａｃｑｕｉｅ］
大学卒業後に結婚。息子と三人、アトランタにて幸せに暮らしている。コンテンポラリーとヒストリカルの両方を手がけ、現在２０冊を超える著作がある。ＲＩＴＡ賞ファイナリストに２度選出されている
林啓恵［ハヤシヒロエ］
１９６１年生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ゆう
27
いただきもの。タイトルがいい！まさにぴったりな侯爵スティーブンと庶民ヘイリーのロマンス。傷を負って倒れていたスティーブンが助けてくれたヘイリーにどんどん惹かれていくけど、身分も隠してるし素直になれない。でもヘイリーとその家族と接しているうちにどんどん心を開いていったと思いきや、あーやっぱりそれやっちゃうか、な手のひら返しの侮蔑の言葉。からの、大団円。よかったよかった。お茶会が楽しそうだわ。しかしパプルなんとかとかパプルモットーとかボンボンとか、どれだけパプルモアの事覚える気がないの(笑)わざとなの？2016/10/23
をり
3
前半これといった出来事はないけれど、愉快な家族とヒーローの触れ合いがホンワカして和む。幼子×いかつい貴族の組み合わせっていいわぁ 結末は予想通り。対庶民との縁組なんだから軽い波乱くらいはあってもよかったな2014/05/23
風祭
2
面白かったー！ロマンス小説の王道中の王道なので、初心者にも楽しめること間違いない。スティーブンが絶対にパプルモアの名前を言わないところに笑っちゃった。ヘイリーは幸せになる価値がある女性だったし、キャリーが最後まで可愛かった。2024/02/11
kokorika
2
両親を亡くし、妹二人、弟二人、父親の仲間を独りでに養っているヘイリー。彼女は家族思いで、優しく、有能な天使のような人。そんな彼女に命の危機を救われ、自分の生きてきた環境と違う生活を知り彼女を愛するようになるスティーブン。しかし愛する事を知らずに育った彼は、彼女の為と言いながら傷つけてしまう。彼のプロポーズがとても素敵で、エピローグまで楽しめて心温まる作品。2023/01/01
こえん
2
再読。身長６フィートのヒロインが素敵、ヒロイン弟妹も元船員の船乗り言葉の見事な使用人さんたちも。命を狙われてて身分を家庭教師と詐称する侯爵さま（公爵家跡取り）ヒーローはヒロインを天使と崇めてメロメロだし。…なのにヒロインがヒーロー妹から招かれて会いに行くと地位財産狙いかと疑って暴言はくんだよねー、すぐに後悔するけど…おバカさん。2009/11/26
