内容説明
幼なじみの亨が失踪して数カ月…。鳳光陽は、気がかりな思いを隠しきれずにいた。そんな風に亨を心配する光陽を、同居している梁井は面白く思っていない。梁井と光陽は、ある「契約」を結んでいた。その「契約」は、光陽が死なないために必要で、光陽が梁井に身体を与えることで成り立っている。感情が追いつかないまま身体を重ねることに、戸惑い、ただ翻弄される光陽に反して、梁井は執拗な独占欲を芽生えさせていた。しかし、失踪している亨もまた、光陽と「契約」するために動き出していて…。一人を巡りぶつかり合う『同種』達のワイルドラブ。
著者等紹介
夜光花[ヤコウハナ]
6月2日生まれ。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
27
【課題図書】 あまりにも危機感のない光陽にちょっと喝を入れたくなるわ、学習せんかい!!と梁井の心情を察すると同時に、やっと気持ちが通じ合えたラストに一息。しかし無駄に無垢でいい子なのも考えもんだ。亨や黒澤という脇のキャラ達の動向にも目が離せなくなってきて・・・一気にシリーズ読める今の嬉しさ♪2010/12/20
メイ&まー
23
【課題図書】ああもう!光陽ってばどこまで天然で周りの男たちを虜にしちゃうんだー!あと、自ら災厄の中に飛び込んで行っちゃう光陽に「ああ言わんこっちゃない!」と突っ込みを入れながら読みました。梁井が誤解して身を引こうとし、それに追いすがる形で梁井を選ぶ光陽が良かった!萌えました。そしてエロの濃度も高く、バリエーションも豊富だことvそしてまた続きが気になる終わり方><今年の読みおさめはこちらの1冊でした☆2010/12/31
さち
22
敵なのか味方なのか、黒澤の存在がぐっと人間関係に変化をもたらしてとても面白くなってきた。おまけに登場人物が増え組織の存在がちらほら。肝心の主役はというと、亨をなんとか助けたい一心の光陽と振り回されっぱなしで生傷たえない梁井って感じかなwでも最後に梁井が報われて嬉しい。気持ちが梁井にシンクロして光陽が気持ちを告げる一言一言にきゅんきゅんきた!うぅ、このタラシ!アレックスもかなり素敵だよねvそして仲間になることはない獣人が一時的とはいえ共闘できたことがすごくよかった。次もやっぱり梁井は振り回されるんだろうか。2010/12/14
そらねこ
19
梁井、手玉に取られ過ぎ~♡ お金持ちで強くて恋人に甘々なんて完璧な攻めです~(人´ω`*)♡ それにしても亨が可哀想だった…( ;∀;)まぁ、3人仲良くは無理だろうしねぇ~…それに黒澤…あれ?人間食ってた悪いやつじゃないのかい?いいんだ…人間食ってた奴と仲良くできるんだぁ・・・ってちょっとビックリした。 それにしても餌側の人間は不憫な気がする…食べられちゃっても再生するとか痛い…( ;∀;)2016/07/16
だむ
15
Kindle Unlimited。シリーズ②。他の獣人に奪われないように受けを守る攻め。エサとして以上の行為に次第に蕩けていく受け。契約したからであってコレはそれ以上のものではないと思い込もうとするけど…。うーん♡甘い♡ 攻めの素っ気ない態度の奥に受けへの愛がビシバシ。契約の珠がなくても蕩けちゃう受け。お互いの想いを知った後のエッチは甘かった♡ けど次はもういいかなー。2020/01/30