内容説明
「俺の命が欲しいなら、俺を満足させろ」。落ちこぼれ悪魔リルは、次の任務を成功させなければ消滅(死)してしまうというピンチに直面していた。悪魔の仕事は人間と契約し、その命を奪うことだが、優しいリルは一度も人の命を奪ったことがなかった。そんなリルに与えられた最後のチャンスは、由緒正しき公爵家の長男、九条直次の命を取ること。直次は、家の財力と権力にものを言わせ、やりたい放題に生きてきたが、誰にも言えない本当の望みがあることを隠していた。リルが直次の望みをみつけられれば、その命はリルのもの。できなければ任務失敗でリルは死ぬ。どちらが勝っても、どちらかがいなくなる…。恨みっこなしで始めた勝負だったが、心優しき悪魔は、いつしか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那義乱丸
4
ラヴァーズ文庫の積読崩し。この任務に失敗したら消されてしまう、という瀬戸際の落ちこぼれ悪魔が、任務対象の人間の背負う過酷な人生に心を痛めてしまい…というお話。表紙絵が性別受っぽいのでどうしようかと思って読み始めたが、お話もやはり、受が男である必要を感じませんでした。悪魔の人間に対する心情変化は理解できたけど、展開が安易過ぎ…。2011/12/07
風祭
0
まあまあ。作風がファンタジーに合っている。ラオスか…2017/05/06
うさこ
0
ハピエン♪2010/07/24
ひめこ
0
色々と都合の良い話だった。2008/11/07