内容説明
“異境”の超技術によって、混沌をきわめた世界。人外の化物と改造人間が群がるもう一つの「広島市」で、少年アドルファスは一人の少女と出会う。アカリと名乗るその少女は、組織の『鉄砲玉』として戦い死ぬことに何の疑問も持たない、完全無欠のヤクザガールだった！修羅のように強く、霞のように危ういアカリに惹きつけられたアドルファスは彼女を組織から抜けさせようと試みるが、「広島」の覇権を賭けて勃発したヤクザの戦争に巻き込まれてしまい―！きらめく白刃、飛び散る血潮！息をもつかせぬ異能力者同士の壮絶バトル！鬼才・元長柾木が緒方剛志の美麗イラストと共にはなつ、戦闘美少女アドベンチャー。
著者等紹介
元長柾木［モトナガマサキ］
１９７５年生、兵庫県出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつのおすすめあにめ
3
ボーイ・ミーツ・ガール物として秀逸な作品です、いやホントに。 続きが(多分)読めないのが難点です。 ……、さあ「元長 柾木 」作品を探す旅に出よう！！2012/07/04
FAT53H
2
ヒロインのアカリの強さには恐れいりました。敵の本拠地に乗り込んでアカリがズバババッと倒していくシーンの爽快感は良いです。ただ話の内容自体はそんなに良いものとは思えません。哲学的要素を含んだセリフを読んで「なるほどなぁ。」とは思ったし、上記した通りアカリが無双しているシーンは好きだけど、周りにいる友人に「これは読んどけ。」と胸を張ってオススメできる作品ではなかったです。2016/01/14
東晃
1
漫画版の意味がやっとわかった。 星四つ2011/04/30
間立
1
ミサイルって、そういう兵器じゃねぇから！ さて今私は兵器と記したがこれはヤクザの鉄砲玉を務める少女たちを表した。武器じゃないぞ兵器だ。 そういう少女を、一時停止ボタンみたいな能力持つ少年が洗濯を教える話。間違えた選択。 つづきってあるんですかいま平成23年でこれ出版されたの平成18年ですけど。2011/04/19
ふじさん
1
面白かった。どんな血生臭いネタでも爽やかにしてしまう「ボーイ・ミーツ・ガール」の凄さを改めて実感。歴史が異なる平行世界の広島で異能力を持ったヤクザたちがドンパチを繰り拡げる、と言ってしまえばそれだけの内容ながら、端正な文章で読み易く、楽しめた。「恩」と「仇」、自らの目的に真っ直ぐなアカリの人物像はまさにヤクザでガールのミサイルなハート。序盤、主人公の行動原理が少し不明瞭なようにも感じたが、「選択」にまつわる問答が取り沙汰されて以降は気にならなくなった。伏線を張るだけ張って続刊が刊行されていないのは生殺し。2010/09/22
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