内容説明
王都襲撃事件も解決し、ようやくひと息ついたレヴァンの元へまたしても厄介な依頼が舞い込んだ。何者かがエルフの宝玉を盗み出したというのである。人間の心を映し出すというその宝玉は、所有者を不幸にしながらも力を蓄え、ついにはその真価を発揮し始めて…(欲と幻)。冬の訪れとともにラスラトアを訪れたひとりの男。圧倒的な戦闘能力で闇の眷属たちを灰へと還元せしめ、さらに街の裏社会の支配者、カザルスまでも凶刃にかけようという男に、レヴァンたちは立ち向かえるのか(狩人と掟)。再び蠢動する陰謀、サディアに課せられた宿命、リーズフレアの想い…。様々な思惑がからみあい、ますますヒートアップする探偵ファンタジー。山本ヤマト描き下ろしピンナップ付き。
著者等紹介
神代創[カミシロソウ]
1965年、近江八幡で生まれる。関西大学卒業。推理作家協会・宇宙作家クラブ会員。1991年『ヴェルナディック・サーガ』でデビュー。以来、SFとファンタジーの分野でオリジナルとノヴェライズを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。