目次
博士とツトム君・ホームレス『なぜ?なに?相談室』
ホームレス全国行脚の旅路―大阪・名古屋・神奈川・東京
細分化解説!11のタイプで見るホームレス
全国ホームレス街散歩 西成へようこそ!
ホームレス生活百科その1―ファッション編
ホームレス偉人伝その1・野宿生活40年の男
全国ホームレス街散歩 メッカ大阪『ホームレスタウン巡り』
ホームレス生活百科その2―ごはん編
ホームレスを襲う敵
全国ホームレス街散歩 高架下-公園名古屋出戻り物語〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョニーウォーカー
12
まず、取材相手であるホームレスへの敬意がまったくない。とくに「10年ぶりに故郷の岩手に帰りたい」という男性の夢を叶えるドキュメント企画では、行程の随所に編集側のエゴが目立ち、取材が終わればはいサヨナラと男性を上野駅前に置き捨てるそのやり方に、読んでいて不快感ばかりが募った。著者自ら実際にドヤ街でホームレス生活を体験したり、普段なかなか窺い知ることのできない彼らの懐事情や性の問題に迫ったりと、内容自体はたいへん興味深いものだっただけに余計に残念。しかしそもそもよく出版できたなぁこの本…。2011/04/24
kama89
3
最初は、ホームレスをバカにした見下したような著者のコメントに違和感を感じたが、それは読んでいくうちに変わっていった。著者自身もホームレスを実際に経験(潜入調査)していて、結構苦労したんだなぁと。私も著者と同じ意見でホームレスが公園に居たって別に良い。各々が生きるために毎日一生懸命だ。好きでホームレスになった訳でもないと思う(ごく一部を除く)みんなそれぞれの人生を毎日、生きているだけだ。2019/11/22
うい子
3
関西と関東地区を中心に生活しているホームレスの実態を、豊富な写真資料と笑い半分泣き半分の体験で纏めあげた大型ルポルタージュ本。体を張って彼らと接触している著者のやる気の無さそうな後ろ姿から伝わってくるのは、格差社会や雇用問題がどうのこうのではなくて、ただ底抜けに自由に生きるとは一体どういう事なのかという事だけであった。どんな時も明るく、そして何かあった時は酒でも飲んで寝たら良い。考えるまでもなく、それってむちゃくちゃに大切な事である。2009/11/07
松田望
2
表紙のホームレス写真が歌舞伎役者みたいでカッコイイ! 何処まで読んでも何の役にも立たない情報ばかりで教訓がないのが素晴らしい!2013/05/25
no_hi
2
興味本位にしろ、内容に不快感を覚えるにしろ、本書が現実のひとつの側面を捉えていることは間違いない。同じ日本の社会に生活している限り、ホームレスの問題は決して人事ではない。 「見えないことが無視につながり、逆に関心は尊重になる」 スティーブン・グリーンハウス 2010/08/10




