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竹書房文庫
「超」怖い話H(イータ)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812425121
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

この世でもっとも古き感情、そのひとつは間違いなく「恐怖」であろう。太古より人は己が命を脅かすもの―荒ぶる獣や自然、さまざまな脅威に怯え慄いてきた。そして何よりも恐れたのは闇―その中に潜む得体の知れぬ“何か”だった。その後の長い歴史の中で人は少しずつ「恐怖」の根源を暴き、克服していく。だが、科学と知恵の光をもってしてもなお消し去ることのできない「恐怖」が、闇の“何か”であった。説明のつかぬもの、触れることも敵わぬもの、だがそれらは確実に存在し、我々に近づいてくる。ぞっとするような気配と、時に悪意を帯びて…。平和ボケした現代人に捧ぐ、原始の恐怖。

目次

怖い話、好きですか?(海豚;古書店にて;飴鬼灯;塩;窓;どんどん変に…;故障;はっきりさせないの;白木蓮;萌し ほか)
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著者等紹介

平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
神奈川生まれ。コンビニ店長、自販機の営業など様々な職歴の後、映画の批評、来日俳優のインタビュアーなどを経て『異常快楽殺人』(角川書店)でデビュー。フィクション・ノンフィクション、死者・生者を問わず常に人間存在の「狂気」を根こそぎ描き尽くそうとする筆致には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じゅんぢ

29
本当に怖い話は何度読んでも怖い。最初の「海豚」と最後の「うずらの卵」がおすすめ。2019/11/14

hannahhannah

15
ギリシャ文字シリーズ第七弾。今回も全42話のうち平山夢明が34話執筆で、残り8話を加藤一が執筆。最初の「海豚」はウィンドサーフィンをしていた青年が沖で溺死体と一晩過ごす恐ろしい話。「白木蓮」は良い話かと思ったけど後味は悪い。「レベッカ」はサイコ混じりのオカルトホラー。「猫」は足が八本あって胴体に窓がついた猫が登場。宙を二回、三回と跳躍する。猫バスかよ!?ラストの「うずらの卵」は一家が惨殺された家に探検に行って、こっくりさんまでやった女たちが御狐様と死霊に祟られる強烈な話。東京伝説を思わせるエグさがあった。2017/05/13

☆kubo

9
「飴鬼灯」が平山さんぽくないけど、すごく好き。「海豚」とか「故障」とかはいつもの平山さんだ(笑)「塩辛嫌い」は加藤さんだったか。後は「萌し」「稽古」「叱」「猫」が良かった。2021/11/26

Spok

8
東京伝説で人間が1番怖いなんて思っていたら、やっぱり霊が怖いと平山先生に踊らされる楽しい読書。海豚、うずらの卵が怖い。猫と七代目はなんだか笑える。2018/01/12

鬼神ザビエル

7
白木蓮と萌しが好き!2015/05/20

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