内容説明
霊感などあるなしに関わらず、見る時は見てしまうものである。それは“彼らのほう”が強くそう望んでいるからだ。自分たちの存在に気づいてほしい、理解ってほしい、彼らは切にそう願っている。それは無念のうちに亡くなった魂のささやかな主張とも言えるし、時にはより具体的な復讐の手段‐祟り‐へと発展する場合もある。いずれにせよ、見てしまった者たちは一生その感覚を忘れられないという。記憶が霊にとり憑かれてしまうのだ。そんなとり憑かれた記憶を持つ人々の話を著者が取材、女性ならではの嗅覚で聞き集めた戦慄の体験談の中からとくに鳥肌モノの14話を一挙収録。
目次
合図
小さな骨壷
僕に似ているアイツ
守護霊なのかもしれない
Re:一緒に行こうね
座っている女の人
触ってないよね?
甘い匂い
隙間
可愛いあの娘
会社の掟
治療中
桜の木
あの人、見られてる
著者等紹介
上原尚子[ウエハラショーコッ]
1966年神奈川県生まれ。教育関係からオタク方面まで仕事するライター。ゲームブック、アニメのシナリオ、小説などを手がけ、現在は子育てしながら雑誌・WEBを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みーすけ
3
(一人で真夏のホラー・怪談祭り)「女性ならではの感性でじっくりと書き記した」との帯の言葉通り、少々あっさり目?で、強烈な怪談が苦手でも大丈夫だと思えます。ご自身の体験も入っているということで、あっさり目といえ、やっぱり怖いよね。2013/08/27
No.7
2
一つ一つの話が長めで、丁寧で、グロい表現は無いのに、ちゃんと怖いです。後味悪い話も多かったです。「小さな骨壷」「隙間」「桜の木」が印象的でした。2021/07/30
こういち
1
ハムスターに取りつかれた女子大生の話がおすすめです2014/12/12
takahashi
0
ちょっと上品な話が多いので、個人的には食い足りない感じ。決しておもしろくない訳じゃないんですが・・・。2009/08/14
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